平成9年9月1日 日本電信電話株式会社 インドネシアにおける光アクセス網を用いたマルチメディア実験の実施について Multimedia over FTTH trial in Indonesia NTTは、インドネシアPTTelcomと共同で、インドネシア、バンドン市内で 光アクセス網(FTTH:Fiber TO THE Home)を用いたマルチメデ ィア実験を行います。 今回の実験は、これまでNTTとPTTelcomが実施してきたアクセス網に関す る共同研究開発プログラムの成果を受け、覚え書きをPTTelcomナスティオン社 長の来日時に交わし、アジア地域に適したマルチメディアサービスと、これを支えるア クセス網の共同開発を目的として実施するものです。 サービスとしては、CATV映像サービス、VOD*1、LOD*2、LAN接続サ ービス、遠隔教育サービス、ISDN電話サービス等のマルチメディアサービスを、N TTの開発した最新の光アクセスシステムにより提供します。システムの建設は本日か ら開始し、約1ヶ月半の予定で完成を目指します。 実験の実施期間は、10月から約1年間を計画しており、この期間中に、システムの 各種評価、提供サービスの品質評価などを行うとともに、インドネシアの国情に適した マルチメディアサービスおよびアクセス網の共同開発を行う予定です。これらの実験や サービスを円滑に進めるため、NTTから研究者を派遣駐在させることとしています。 本実験で得られた成果は、引き続きアジア各国へ展開して行く予定です。 <実験の背景> NTTはこれまで、マルチメディアの共同利用実験において、光アクセス網による各 種実験を行い具体的な技術開発やサービス開発を進めてきました。 また、アジアを中心に電気通信事業への参画及び共同研究開発を積極的に進めてきま した。 今回の実験のパートナーであるインドネシアPTTelcomとアクセス網研究所は 、1995年以来、インドネシアにおけるアクセス網構築のための共同研究開発プログ ラムを実施し、同国における光アクセス網高度化の技術基準の作成及びこれに必要な各 種システムの共同開発を行なってきました。今回は、NTTが研究開発したFTTH技 術をベースに、両者が共同開発した技術を組み合わせて光アクセス網を構築し、マルチ メディアサービスの提供実験を行なうものです。 <実験の概要> 1.実施場所 インドネシア西ジャワの文化学術都市で、PTTelcomの本社があるバンドン 市内の同社、研究開発本部周辺地域において実施します。 2.実施期間 1997年10月から約1年間 3.実施対象モニタ モニタ数は約30で、PTTelcom構内及び周辺の幹部宅を中心とします。 4.ネットワークのシステム設計と建設 今回の実験設備は、NTTとPTTelcom双方の技術者が協力して約40日間で 建設し、10月のサービス開始を目指します。 <実験のねらい> この実験を通して、インドネシアの国情に適したアクセス網とマルチメディアサービ スの共同開発を行ない、同国への導入を図ります。 <今後の展開> アクセスネットワークシステムのアジアでのデファクトスタンダード化を目指すと共 に、アジア各国でのグローバルビジネスの展開を目指します。 <用語解説> *1)VOD(VideoOnDemand) ユーザからの要求(デマンド)により、見たいときに見たいプログラム(ビデオ、動 画情報)を提供する双方向(インタラクティブ)サービスです。今回は、高品質MPE G2映像をサーバに蓄積し、ユーザデマンドによりサービスします。 *2)LOD(LiveOnDemand) ユーザからの要求(デマンド)により、会議中継、社内ニュース等のリアルタイム映 像を高品質なMPEG2映像で提供するサービスです。
