平成9年9月11日 インターネット上に「個人映像発信実験局」を開設 ─パソコンで誰でも手軽に映像・音声をインターネットで発信─ NTTでは、一般のインターネットユーザの映像・音声コンテンツ(番組)をオンラ インで発信する「個人映像発信実験局」をインターネット上に明日から開設します。 この実験局のサーバには、NTTが開発したインターネット上でリアルタイムでの映 像・音声情報配信システム”SoftwareVision”を、さらに機能アップし た第2世代バージョン“SoftwareVision−2”を用います。 「個人映像発信実験局」では、希望者がサーバのホームページにアクセスして、ID /パスワードの発行を受けるだけで、直ちに希望者からサーバにインターネット経由で 映像を送ることができ、世界中のインターネットユーザにより視聴可能となります。今 回の実験は、NTTヒューマンインタフェース研究所が実施し、NTTビジュアル通信 (株)、NTTソフトウェア(株)、(株)NTTPCコミュニケーションズ等NTT グループ各社が運営協力するものですが、今後は実験に賛同するパートナー企業を一般 からも広く募って進めていきます。 またNTTではこの実験により、ネットワーク利用による新しい映像コミュニケーシ ョンの可能性を探るとともに、SoftwareVision−2のいっそうの機能拡 充と新サービスの事業化に向けた開発を進めます。 <SoftwareVision−2のポイント> インターネットを利用してリアルタイムの映像を伝送したいという要求が高まってき ています。これに対しNTTは、高画質かつ途中のネットワークのトラヒックの状況に 対応して単位時間内に伝送するデータ量をダイナミックに調整する機能を特長とする技 術SoftwareVisionを昨年5月に発表し、さまざまなサービスを通じて実 績を築いてきました。 そして、さらに高まりつつあるホームページなど個人レベルでの1対多のリアルタイ ム映像伝送への要求と、パソコン上のテレビ電話(1対1)通信の国際標準を見据えて 開発したのがSoftwareVision−2です。 従来のSoftwareVisionでは、1対多の伝送を行う映像・音声のディジ タルコンテンツを専用の機器で制作していましたが、SoftwareVision− 2は、それを現在広く普及しつつあるパソコン上のテレビ電話通信の国際標準プロトコ ル製品(ITU−TH.323*1ソフト:Microsoft社のNetMeeti ngTM等)で可能にしたものです。これによってユーザ側のPCにITU−TH.3 23準拠のソフトがインストールされていれば、低コストで個人映像のインターネット 発信が可能となります。 <個人映像発信実験局> 今回の実験では、H.323対応ソフトウェアによって発信された希望者のコンテンツ をNTTのSoftwareVisionサーバを経由してインターネット上に配信とい う形態をとります。 希望者は“個人映像発信サーバのホームページ”にアクセスの上、所定要綱に従ってご 利用下さい。 なお、SoftwareVision−2はインターネット標準のRTPプロトコル* 2(MBone*3ツール)にも対応しているため、参加者は実験期間中、Softwa reVision−2クライアントソフトによりMBone内の優良なコンテンツの視聴 が可能です。 あなただけのユニークなコンテンツをインターネットで発信してみませんか? *個人映像発信実験URL:「http://www.softwarevision.or.jp/webstream」 <映像を発信するために必要な機器類> ・Windowsパソコン(映像取り込み用にPC用ディジタルカメラあるいは映像キ ャプチャーボードが必要) ・インターネットアクセス(モデム,ISDN,PHS等) ・H.323対応ソフトウェア ・SoftwareVision−2クライアントソフト(個人映像発信実験で流され ている映像をインターネットで視聴する場合に必要なビューワソフト) <用語解説> *1)ITU−TH.323 ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)にて標準化されたテレビ電話 /会議システムの国際標準のうち、帯域保証しないLANのテレビ会議端末を規定した ものです。 *2)RTPプロトコル(Real−timeTransferProtocol) 映像や音声のようなリアルタイムデータの伝送に使用されるプロトコルであり、R FC1889で規定されています。 *3)MBone(virtualMulticastBackBone OntheinterNET) 映像や音声のようなリアルタイムのマルチメディアデータのインターネット上での 配信かつアクセスを可能にする技術です。
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