NEWS&TOPICS


                              平成9年9月16日


          「最適エネルギー研究会」発足について


 NTTでは、マルチメディア時代の進展に伴いパソコン等のマルチメディア機器類が
消費する電力需要の増加に対応するため、太陽光発電や風力発電等の新エネルギーの導
入やコージェネレーションシステム(*1)を積極的に取り入れるなど省エネルギー施
策の実践に取り組んできました。
 また、日本で一番電力を消費する企業(*2)として、太陽光発電システムを導入し
ようとする企業等が集まって情報交流を行う「太陽光発電ユーザ研究会」を発足しまし
た。
 この度、この活動の一環として、環境面、コスト面から効率的な電力使用を検討する
「最適エネルギー研究会」を10月22日(水)に発足させるとともに、幅広く企業、
自治体を対象に会員を募集します。
 *1:コージェネレーションシステム
    電力を得るために動かしたエンジンやガスタービン等から発生する排熱を冷暖
    房、給湯などの熱源として利用するシステム。
 *2:日本で一番電力を消費する企業
    NTTは、全国の総売電量の約1/200に相当する36億Kwh(1995
    年度)を使用しています。

1.「最適エネルギー研究会」の概要
 「最適エネルギー研究会」では、電力消費者の立場から、季節による気温や日照時間
の変化などに伴なう冷暖房や照明等に消費される電力の発電や送電、蓄電方法を検討し
、さらにそれらを最適に組み合わせる「最適エネルギー」(*3)について研究します
。また、この研究成果についてはインターネット等のマルチメディアを利用して、広く
世の中に公表していきます。
 *3:最適エネルギー
    消費者自身が環境等を配意して、商用電力、コージェネレーションシステム、
    太陽光発電、風力発電などを効率よく組み合わせて使用する電力エネルギー

2.「最適エネルギー研究会」への参加お申し込み方法
所定の申し込み用紙に、企業・団体名、住所、代表者名、所属、役職、電話番号、FA
X番号等を記入の上お申し込み下さい。
 *入会金・会費等は不要です。
 *会員の名称(企業名・団体名)は公表させていただきます。

3.参加お申し込み先
 最適エネルギー研究会事務局
 (NTTマルチメディアビジネス開発部内)
  東京都千代田区大手町2−2−2アーバンネット大手町ビル19F
  TEL03−5200−6888、FAX03−5200−9118

4.今後の取り組み
 最適エネルギー研究会では、本研究会設立に伴なう「設立シンポジウム」を開催する
予定です。また、今年度および来年度の取り組みとして、エネルギー問題の重要性につ
いての意識改革や電力の発電、送電に関する規制緩和、また、最適エネルギー導入によ
る企業等の電力コスト削減の必要性をインターネット等の媒体を利用して広くアピール
していきます。
 さらに、ダイオキシン問題の解決手段として注目をあびている“ごみ発電”や企業が
単独で取り組めるコージェネレーションなどの発電方式についてもモデル地区へ導入す
ることを目指して、研究会段階から最適エネルギーをビジネス・ベースで検討する協議
会レベルに進展させるように活動を行っていきます。


別紙1 1.研究会設立の背景  21世紀を目前に控え、地球環境問題、中でも地球温暖化問題が大きな課題となって おり、本年12月には地球温暖化防止京都会議(COP3)が開催されます。  近年のエネルギー需要は欧米においては概ね横這いで推移しているのに対し、エネル ギー資源の多くを海外に依存する日本では年2%程度の高い伸びを示しており、エネル ギー・セキュリティ確保の観点から化石燃料(石油等)消費の抑制やエネルギーの効率 的利用が重要性となっており、省エネルギーやエネルギーの効率的利用への取り組みが 重要になってきています。 2.「最適エネルギー研究会」の活動内容  研究会(座長:東京農工大学・工学部・柏木孝夫教授)では、化学、素材、鉄鋼、エ ネルギー、建設、不動産業界などの民間企業や地方自治体・官庁、学識経験者、有識者 等に本研究会への参加を呼びかけ、「運営委員会」、「全体委員会」を組織し、以下の 活動を行っていきます。 (1)運営委員会  地域開発等の具体的な開発計画を有する地区の地主、ビル所有者等を主要メンバーと  し、下記について実施します。  ア.主要メンバーを中心に協議を行いモデル地区を選出し、ビル等のエネルギー使用量    などの現状分析や電気事業に関連する法規制の現況調査、最適エネルギー導入の課    題把握などを通じてケーススタディを行います。  イ.「最適エネルギー・シュミレーションソフト」(*4)を別途作成し、選出したモ    デル地区の最適エネルギーの評価を行います    *4:最適エネルギー・シュミレーションソフト       季節や気候の変化に伴ない変動する、住宅やオフィス、工場等の消費電力な       らびに太陽光や風力による発電量を予測し、季節や時間帯で異なる消費電力       に対して環境やコスト面を配意し、発電方法の最適化した組み合わせをシュ       ミレーションするソフト (2)全体委員会  エネルギーに関する情報収集等を目的として企業・自治体も含めて幅広く一般企業等  からメンバーを募り、下記の活動を行います。  ア.運営委員会が行う、モデル地区の最適エネルギー評価の検討結果をインターネット    等を利用して公開します。  イ.主要メンバーや一般メンバーを対象に、建築関係者、官庁、自治体などによるエネ    ルギー問題に関する講演会等を行います。  ウ.研究成果の発表・イベント等をインターネットを通じて情報発信します。

NTT NEWS RELEASE