平成9年9月29日 日本電信電話株式会社 店舗分散型インターネット・コマース実験の開始について NTTは、インターネット上に分散しているモールや店舗の受注管理、支払処理など のバックオフィス業務を一元的に処理するセンタを構築し、インターネット上で電子商 取引を行う「店舗分散型InternetCommerce実験」を10月7日から開 始します。 1.概要 本実験は、昨年5月から1年間実施した「NTTショッピングモール実験*1」にお ける運用ノウハウを基に、既に欧米において電子商取引の運営実績のあるインターネッ ト電子商取引システム*2を用いて、インターネット上に分散しているモールや店舗の 注文管理、顧客管理、クレジットカードによる支払処理などのバックオフィス業務を一 元的に処理するセンタを構築し、分散型システムの有用性・利便性、店舗の販売戦略に 役立つマーケティング・データの収集・加工方法、顧客の利便性・安全性等を検証しま す。 また、実験参加者から意見や要望を収集し、電子商取引おける問題点や課題を明らか にします。 なお、本実験は、NTTのグループ会社である株式会社情報通信総合研究所が推進し ている「エレクトロニック・コマース・ネットワーク(ECN)*3」プロジェクトの 実証実験の一環として実施します。 2.実験の特徴 (1)顧客サイド ・氏名、住所、クレジットカード情報、ID、パスワード等の顧客情報登録は標準的 なブラウザに搭載されたSSL*4を使用しており安全かつ簡便です。またプラグイン ソフトのインストールなどの煩雑なプロセスは不要なため、誰もが簡単に利用できます 。 ・買物の際、ID、パスワードのほか、セキュリティ・チェックポイント(あなたが 子供の時飼っていたペットの名前は?など、複数の個人的な設問を設定し、それに答え られなければ、先に進めない仕掛け。)による本人確認を実施し不正利用を防止するな ど高い安全性を確保できます。 (2)店舗サイド ・注文管理、顧客管理、支払処理などのバックオフィス業務は一元的にセンタで処理 するので、店舗側は商品のディスプレイなど魅力的なコンテンツ作りに専念できます。 ・一般的な商品だけでなく、ソフトウェアや新聞・小説などの定期購読型デジタルコ ンテンツの販売も可能です。しかも、お試し期間や途中解約の設定、タイムセールなど の実施や得意客向け割引サービスなど様々な販売方法が選べます。 ・既にホームページを持っている店舗でも、専用のソフトウェアをインストールする だけで、クレジットカードによるオンライン決済のほか、センタの諸機能が利用できま す。 3.実施期間 (1)97年10月〜97年12月パイロットテスト(テストマネーによる購買体験) (2)97年12月〜98年5月クレジットカードによるオンライン決済実験 4.実験規模 登録顧客2000人(NTTグループカード*5会員)並びに店舗約20店。 5.応募方法 下記ホームページからお申し込みいただけます。 6.センタのホームページアドレス URL:http://www.get.ntt−osd.ocn.ne.jp/ 実験の詳細については上記ホームページに掲載いたします。 7.今後の展開 店舗分散型システムの有効性等の確認がとれ、また、実験期間中把握された課題や問 題点の解決の見通し等が得られた段階で、商用化を検討します。 (参考) *1NTTショッピングモール実験 NTTマルチメディアサービス部が96年5月から97年4月まで実施した、NTT 社員向け電子ショッピングモール実験。 *2インターネット電子商取引システム フロントオフィス(コンテンツサーバ)と受注管理や支払処理などのバックオフィス 業務をインターネット上で分離して電子商取引を行うアーキテクチャを採用したオープ ンマーケット社の製品(OM−Transact)を中核としたシステム。 *3ECN インターネット上でのElectronicCommerce(電子通商)の研究及 び実用化を目指して、95年9月設立。(株)情報通信総合研究所を中心にNTTグル ープが主導的に運営。参加企業約140社。 *4SSL(SecureSocketsLayer) Netscape社が提唱するセキュリティ機能の付加されたHTTPプロトコル。 インターネット上でプライバシーや金銭などに関する情報を、安全にやり取りするため に考案された。 *5NTTグループカード NTTリース株式会社が、一般向けに97年5月から募集を開始した国際ブランド( VISA)のクレジットカード。
