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                             平成9年10月21日
                             日本電信電話株式会社

         赤外線通信を利用したデジタル画像通信方式
         ”IrTran−P”の国際標準化について

 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津純
一郎)は、デジタルカメラ間などで用いる画像通信方式として赤外線通信(以下Inf
rared:Ir)を用いることを提唱して来ましたが、カシオ計算機株式会社(以下
カシオ、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:樫尾和雄)、シャープ株式会社(以下
シャープ、本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:辻晴雄)、ソニー株式会社(以下
ソニー、本社:東京都品川区、代表取締役社長:出井伸之)、オカヤ・システムウェア
株式会社(以下オカヤ、本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:北角権太郎)と共同
で赤外線通信を利用した画像通信方式”IrTran−P”(アイアール・トランピー
と呼称)(InfraredTransferPicture)を開発しました。本方
式を平成9年10月14日(火)〜16日(木)にサンフランシスコで開催されたIr
DA(*1)(InfraredDataAssociation:赤外線データ通信
協会、本部:米国カリフォルニア州)の総会において5社共同で標準規格として提案し
、投票の結果、国際標準規格として承認されました。

1.IrTran−Pの概要
 同方式は、カシオ、シャープ、ソニー、オカヤと共同で実用化したIr通信を用いた
赤外線静止画像情報伝送方式の国際標準規格です。
 今回、IrDAサンフランシスコ総会で国際標準として採用されたIrTran−P
は、デジタルカメラの静止画像を赤外線通信で転送する通信方式で、従来のIrDA規
格(物理層、通信層)(*2)に加えて、ファイル形式の画像データを機器間で交換す
るために、機器間の通信路の接続や切断等の管理を行う手順(SimpleComma
ndExecutionProtocol:SCEP)と、ファイルの転送を行う際の
手順(binaryFileTransferProtocol:bFTP)と、交換
したデータをそれぞれの機器で表示するために必要となるファイルの形式(UniPi
ctureFormat:UPF)について規定しています。
 IrTran−Pは、これまでのIrDAで定められた物理層、通信層の規格をその
まま利用しているため、従来のIrDA規格に準拠したインターフェースを有する機器
に、簡単に実装することができます。このような特長を備えたIrTran−Pをマル
チメディア機器に搭載することにより、異機種デジタルカメラ同士での通信はもとより
、Ir通信インターフェース付き公衆電話機等の通信ネットワークを介した機器間でも
自由に、且つ、どなたでも容易に画像データの送受信と表示が可能となります。

2.IrDAサンフランシスコ総会での投票の概要
 NTTをはじめとする共同開発5社は、IrTran−P賛同企業であるヒューレッ
トパッカード社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:LewisE.Platt)
、ノキア社(本社:フィンランド、CEO:JormaOllila)、船井電気株式
会社(本社:大阪府大東市、代表取締役社長:船井哲良)と共にデジタルカメラ、プリ
ンタ、パソコン、PDA(個人携帯端末)さらには携帯電話機との相互接続確認を実施
し、その後の投票においてマイクロソフト、IBM、ヒューレットパッカード等の圧倒
的多数の賛成を得て標準として承認されました。

3.今後の方針
 今後は下記により、開発した通信プロトコルの標準化、商品化への反映、利用環境の
提供を積極的に推進します。

(1)共同開発した4社と協力し、製品開発やIrDAでの活動等を通じてIrTra
n−Pの普及拡大を推進していきます。シャープからはすでにIrTran−P対応製
品が発売されていますが、更に、メンバー各社と協力し、IrDAを通じてIrTra
n−Pの普及拡大を推進していきます。
(2)デジタルカメラや携帯端末などを有効に活用できるマルチメディア環境の提供を
積極的に推進します。具体的には、長野オリンピックにおいて、Irインターフェース
付きISDN公衆電話機を設置します。
 また、先日行われました「NTTマルチメディアワールド97」において発表したI
SDNステーション”ComBase”(*3)等のマルチメディアキオスクの早期導
入を図ります。





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