1997年11月28日 NTT/ICC特別展示のお知らせ                              日本電信電話株式会社         「RemotePianoinstallation」             坂本龍一+岩井俊雄+江渡浩一郎  NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)では、12月9日(火)よ り12月27日(土)まで「RemotePianoinstallation」と題 したアートプロジェクトを実施いたします。  これは、インターネット、コンピュータグラフィックス、自動演奏ピアノ、等を駆使 し、来たるべき21世紀に向けて新たな芸術表現の可能性を探る実験的プロジェクトで す。  音楽家の坂本龍一、メディアアーティストの岩井俊雄、ネットワークアーティストの 江渡浩一郎を中心として、ネットワーク上におけるコラボレーション、音と映像と機械 とのインタラクティビティなどをテーマに様々に展開するものです。 ・主催   NTTインターコミュニケーション・センター(ICC) ・協力   ヤマハ株式会社       岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー       財団法人国際メディア研究財団 ・会期   1997年12月9日(火)より12月27日(土)まで       開館時間中は館内で御覧いただけます。       (開館時間:午前10時〜午後6時、金曜日のみ午後9時まで)       インターネットでは毎日(休館日も含む)午前10時より午後11時まで       御覧いただくことが可能です。       http://www.ntticc.or.jp/piano/        ・会場のピアノの演奏風景を「鑑賞」することが出来ます。        ・会場のピアノを「演奏」することが出来ます。         (演奏できる時間帯は、日によって変わります。 詳細はホームペー         ジを御覧ください。) ・会場   東京都新宿区西新宿3−20−2 東京オペラシティタワー4階       NTTインターコミュニケーション・センター 4階ロビー ・入場料  無料(常設展示をご覧いただくには別途入場料がかかります) ・お問い合せ フリーダイヤル:0120−144199           e-mail:query@ntticc.or.jp <参考:展示概要>  以下のような展示をおこないます。 1、坂本龍一氏の演奏をヴァーチャルに再現する実験  あらかじめ録画された映像と、MIDI[※]ピアノが連動して演奏をいたします。 ICCに来館した方は、まるで人がピアノを弾いているかのような幻影を見ることがで きます。  この模様はインターネットを通じても鑑賞することが出来ます。(操作することは出 来ません。) [*]MIDI(ミディ)MusicalInstrumentDigital Interfaceの略。ディジタル方式の電子楽器を相互連動させるための統一規格 です。電子楽器全体のシステム演奏が可能になります。今回の展示で使用するものはこ のMIDI装置を持ったグランドピアノです。 2、「RemotePiano」 ICCホームページ (http://www.ntticc.or.jp/piano/)にアクセスをすると、IC Cに設置されたグランドピアノを遠隔演奏するページが用意されています。その鍵盤を たたくことにより、インターネットを通じて同時に不特定多数のプレイヤーとセッショ ンをすることができます。また、その模様を鑑賞することも可能です。 3、「インターネットを利用したMIDIライブ中継」   (12月21日 14:30〜 予定)  スペシャルイベントとして、リアルタイムのインターネットMIDIライブ(恵比寿 ガーデンホールで行われる坂本龍一と岩井俊雄の<MPIXIPMコンサートの中継) をICCでごらんいただけます。  同日に行われるコンサートの演奏をリアルタイムにMIDI信号化し、その信号をイ ンターネットで配信することにより、ICCのMIDIピアノでライブをお楽しみいた だけます。 4、その他 ・今回のICCの展示「RemotePianoinstallation」は、坂本 龍一と岩井俊雄のコンサート「MPIXIPM」(於:東京・恵比寿ガーデンホール、 12月19日から25日まで)のインスタレーション[*]バージョンとして実施され ます。  [*]インスタレーション(installation) 展示された作品をいいま す。 ・マルチフィード[※]・サービスを利用することによって同時に多数のユーザがアク セスした場合でも高い品質 の映像・サウンドの配信が実現されます。 [*] マルチフィード(MultiFeed)  大容量のインターネットコンテン ツを持つサーバー群からインターネットプロバイダーへの効率的なデータ配信を実現す るための技術です。 <参考:アーティスト プロフィール> 坂本龍一 1952年東京都生まれ、東京芸術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院音響研究科修士 過程終了、78年細野晴臣、高橋幸宏と「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO )」を結成し、テクノ・ミュージックのカリスマとして国内外から高い評価と人気を得 る。YMOの「散開」後は、ナムジュン・パイク、モリサ・フェンレイなど海外のアー ティストとのコラボレーションも多数行う。92年バルセロナ・オリンピックのテーマ 曲を作曲、開会式で指揮をする。また、数多くの映画音楽も手掛け、ベルナルド・ベル トルッチ監督の「ラストエンペラー」では米国アカデミー賞オリジナル作曲賞(88年 )、グラミー賞映画・テレビ音楽賞(89年)を受賞。ICCプレイベント「IC’9 5ontheWeb−ネットワークの中のミュージアム−」には、原田大三郎と「NE TPLANET」で参加した。 岩井俊雄 1962年生まれ、81年より実験アニメーションの制作をはじめ、やがてインタラク ティブ・メディア・アーティストとしてフリップ・ブックやゾートロープなどの映画前 史の視覚玩具にインスパイアされた作品を制作するようになる。86年からは「映像音 楽システム」としてのコンピュータ・ゲームにも興味を持つ。 87年、筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形コース修了。92年にはサン フランシスコのエクスプロラトリアム客員アーティストとして渡米。<WellofL ights<MusicInsectsはエクスプロラトリアムのパーマネント・コレ クションにおさめられている。 フジテレビの科学番組「アインシュタイン」(90〜91年)のコンピューターグラフ ィックスによるヴァーチュアルなテレビセット、子供番組「ウゴウゴ・ルーガ」(92 〜94年)のインタラクティブなシステムやCGキャラクター等が、カルト的人気を得 る。 個展は、東京、大阪、アントワープ、カールスルーエ、エスポー、アムステルダムなど 世界各地で開催され、グループ展ではカナダ、オーストラリア、サンフランシスコのエ クスプロラトリアム、スペインのセビリア万博日本館など参加多数。94年から95年 はドイツのZKM(カールスルーエ・アート・アンド・メディアテクノロジー・センタ ー)に客員アーティストとして招かれ、作品制作を行った。96年よりIAMAS(岐 阜県立国際情報科学芸術アカデミー)の客員アーティストとして滞在、作品制作を行っ ている。ICCプレイベント「IC’95ontheWeb−ネットワークの中のミュ ージアム−」には、「INSTRUMENTSFORVISUALMUSIC」で参加 した。97年、ICCオープニングシリーズ、ワークショップ「岩井俊雄展−そのメデ ィア・アートの軌跡」を開催した。 二人の共演 96年12月、茨城県水戸芸術館において「MUSICPLAYSIMAGES×IM AGESPLAYMUSIC」のコンサートを開催、翌97年ArsElectron icaInteractiveArt部門にてGoldenNica賞を受賞、リンツ にて「MUSICPLAYSIMAGES×IMAGESPLAYMUSIC」コンサ ートを開催する。恵比寿ガーデンホールのコンサート<MPIXIPMは3回目の共演 となる。 江渡浩一郎 1971年生まれ、慶應大学大学院政策・メディア研究科卒業、藤幡ラボでコンピュー タ・アートの研究を行う。93年任天堂「ジョイメカファイト」にプログラマーとして 参加する。ネットワークを用いた活動歴は長く、インターネットを利用した活動や作品 制作をいちはやく手掛ける。ICCプレイヴェント「IC’95ontheWeb−ネ ットワークの中のミュージアム−」では<RealPanopticon(1995) を発表。ネットワーク上のプロジェクト「sensorium(センソリウム)」にて 、<WebHopper(1996)のディレクション及び制作を行う。sensor iumは、97年ArsElectronica.net部門にてGoldenNic a賞を受賞。ArsElectronicaFestivalでは<WebHoppe r@AEC(1997)を発表した。ほか、<PeepHole(1993)<Dot Paint(1995)などがある。現在、国際メディア研究財団研究員。

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