NEWS RELEASE

                             平成10年3月26日


    
     アクセス系無線システムによる電話サービス等の開始について
          −国内で初めて北海道帯広市へ導入− 



 NTTでは、マルチメディア時代のお客様ニーズに応えるためISDNやディジタル
アクセス等の高度通信サービスの提供を推進しております。この度、農村部・島しょ部
等の比較的加入者密度が小さい地域における高度通信サービスの提供と設備コストの改
善を図るため、PHS(簡易型携帯電話)の技術を利用したアクセス系無線システムに
よる電話サービスを、郵政省から必要な許可等を受けた後平成10年秋より北海道帯広
市で開始します。
 この方式は、交換所から導入地域内の基地局までを光ファイバケーブル等で結び、基
地局からお客様宅までを無線化するもので、交換所から遠く離れたお客様に対して、従
来伝送損失等の制約から銅線ケーブルでは提供が出来なかったINSネット64や高速
ディジタル伝送サービス(64kbit/秒、128kbit/秒)の提供が可能となります。
また、無線を使うことにより有線方式に比べケーブル・電柱が大幅に不要となることか
ら設備コストの低減が図れます。
 今後は、高コストとなっている低加入者密度地域を中心に、老朽した銅線ケーブルの
更改に合わせISDN等の需要を見込み導入していきます。
 なお、お客様は従来の電話機をそのままご利用できます。概要は以下のとおりです。




1.アクセス系無線システムの概要
  PHS技術を利用した1.9GHz帯のディジタル無線方式であり、1基地局は半
 径2km程度のエリアをカバーし、約120加入収容可能なシステムとなっておりま
 す。

2. 導入のメリット
 (1) INSネット64や、高速ディジタル伝送サービス(64kbit/秒、128kbit
  /秒)の提供により、インタ−ネット等のサービスをより高速にご利用して頂くこ
  とが可能になります。また、交換所から基地局までの光化が進むことから、高速・
  広帯域需要が発生した場合、従来に比べて早期に光回線を開通させることが可能と
  なります。
 (2) お客様が広いエリアに点在する低加入者密度エリアでは、1回線当たりの設備コ
  ストが住宅密集地域に比べて著しく大きなものとなっており、本方式を導入するこ
  とで、通常の銅線ケーブルに比べ大幅にコスト削減することが出来ます。
 (3) ケーブル区間が減少することにより、ケーブル切断等による通信障害が減少する
  ものと思われます。特に台風等の自然災害の多い地域や、島しょ部等で故障時の駆
  けつけ時間がかかる地域においては、サービス品質の改善について大きな効果が期
  待されます。

3.今後の導入予定
   今後は、北海道・九州をはじめとして、全国的に本格導入を進めてまいります。










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