平成10年5月18日 報道発表資料                           エヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網株式会社                           株式会社第一興商                           日本電信電話株式会社        ISDN回線を利用したカラオケビジネスでの業務提携について        〜ビデオ・オン・デマンドによるカラオケサービスを開始〜  エヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網株式会社(以下 NTTフェニコム、本社:東京都 千代田区、代表取締役社長:佐藤 義孝)と株式会社第一興商(以下 第一興商、本社:東京都 品川区、代表取締役社長:保志 忠彦)は、日本電信電話株式会社(以下 NTT、本社:東京 都新宿区、代表取締役社長:宮津 純一郎)が開発したISDN回線と、パソコンやテレビ電 話を使って利用できるビデオ・オン・デマンド(以下 VOD)によるカラオケサービスの提 供について業務提携することで、本日合意しました。  今後、各種の実験・試行サービスを行うなど事業性を検証し、有料によるカラオケサービス を本年第二四半期を目途に開始します。 なお、実験サービスはNTTが主体として行い、試行サービスはフェニコムが主体となって 行います。 1.提携内容 (1)NTTフェニコムは、VODサーバ及びアクセスポイントを用意するなど、本サービス   に必要なプラットホームを構築し、それらの保守・メンテナンスを行います。   また、テレビ電話「フェニックスミニ」(*1)の販売とあわせて、本サービスの広告・   宣伝を実施し、会員獲得・会員管理についても行います。 (2)第一興商は、カラオケコンテンツの制作・提供を行います。また、現在提供している業   務用カラオケの目次本等を媒体として、本サービスの広告・宣伝を行います。 (3)NTTは、カラオケ情報の伝送に必要な音声圧縮技術(Twin VQ)(*2)や映像圧縮   技術(*3)、映像サーバ技術(*4)など、事業に利用する技術供与を行います。 2.背景 (1)第一興商では、業務用カラオケで培ったソフト制作ノウハウにより蓄積したカラオケコ   ンテンツをネットワークを活用した個人利用の領域に拡大し、家庭で手軽に楽しんでいた   だけるサービスの提供を検討してきました。 (2)NTTでは、マルチメディアを活用した新たな事業領域拡大のため、NTTフェニコムと   共同でISDN回線とパソコンやテレビ電話「フェニックス ミニ」を利用して各種映像・   音楽情報など様々な情報検索ができるVODサービス「ええぞう128ワールド」(*5)   や「ええぞうミニ ワールド」(*6)を実験し、多くのお客様から映像や音声品質につい   て高い評価をいただきました。 (3)カラオケが幅広い世代から高い参加率があることや、ISDN回線の急激な普及と パソ   コンやテレビ電話の急増による市場の拡大、ISDN帯域での映像・音声圧縮技術や映像   サーバ技術等の技術確認など、VODによるカラオケサービス提供の環境が整ったことな   どから、本提携に至りました。 3.サービス内容 一般のカラオケ同様、伴奏の音楽に加え、選んだ曲の雰囲気に合わせた映像、またはイメー ジ静止画に歌詞の色変わりテロップ(*7)を付けたカラオケ情報を提供します。なお、テレ ビ電話版サービスで提供するカラオケ情報はガイドボーカル付きで練習等に便利にご利用いた だけるようになっています。 収録曲数は、最新のヒット曲をポップス中心に各ジャンル(演歌、ニューミュージック等)よ り選曲し収録します。当初は約3,000曲でスタートし、将来は10,000曲の提供を予定し ています。なお、収録曲は第一興商とNTTフェニコムが選定し、通常歌われる曲の大部分を カバーする予定です。 4.本サービスの提供方法、開始時期、特徴及び利用条件等 別紙1.のとおりです。 5.今後の予定 (1)利用料金   サービス開始後の利用状況等を勘案し、従量制の方法等について検討していきます。 (2)アクセス速度  テレビ電話版・パソコン版ともに、当初128Kbps(*8)で提供しますが、利用状況を勘案し  て64Kbpsでの提供も検討します。 *1:フェニックスミニ ISDN回線利用のテレビ電話で、小型・軽量・低価格・高品質、しかも通常の電話感覚で簡単  にご利用いただけます。 *2:Twin VQ(Transform-domain Weighted Interleave Vector Quantization)   NTTが開発した高品質音楽圧縮技術です。音質をほとんど変化させずに圧縮できるため、  ISDN回線を利用してCDの音楽をリアルタイムで配信することができます。 *3:映像圧縮技術   当初はSurfVを使用予定です。また、VDOLive等最新技術の適用も検討します。  (SurfV及びVDOLiveについては以下をご参照下さい) (1)SurfV   ISDN回線の128kbpsをフルに生かしたきめ細かい画像(352x288画素)と比較的滑らかな  安定した動きが得られます。    映像はTV会議などで標準化されているH.261をベースとした独自方式でサーバまでの帯域が  保証されているため、データ量の大きい高精細な映像情報を提供することができます。  このため、FM放送並みの高品質なステレオサウンドにも対応しています。 (2)VDOLive   NTTとVDOnet社が技術提携・開発したVDOLive NTTスペシャルを使用します。  64kbps〜128kbpsの帯域でベストな映像圧縮技術により、安定した滑らかな動画配信が可能です。 *4:映像サーバ技術   コンテンツ登録・配信管理技術・映像データベース検索の技術をNTTが独自開発した  ものです。 *5:ええぞう128ワールド   ISDN回線の持つ128Kbpsの高速性・大容量性を活かして映画の予告編や生活情報、観光ガイド、  ビジネス情報等、様々な映像情報をNTTが実験的にビデオ・オン・デマンド  で提供しています。 *6:ええぞうミニ ワールド   ISDNに接続したテレビ電話(フェニックス・ミニ)で、手軽に128kbpsの各種映像情報を、  NTTが実験的にビデオ・オン・デマンドで提供しています。 *7:色変わりテロップ 曲にあわせて歌う部分の色が変わっていくテロップ。 *8:128Kbps   ISDN回線の2本のBチャネルを同時に使い、高速で大容量な通信に利用され、ビデオ・オン・  デマンド等の映像伝送には非常に効果的です。

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