平成10年5月20日
報道発表資料
日本電信電話株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・アド
情報流通実験の開始について
〜"goo"のリニューアル〜
日本電信電話株式会社(以下 NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津 純一郎)は、
インターネット上における情報の検索・閲覧から購入までをワンストップでスムーズに行える「情
報流通プラットフォーム」を構築し、エレクトロニックコマース(電子商取引)市場の拡大を目指
す実験を、平成10年5月23日(土)から開始します。
なお、本実験サービスは、株式会社エヌ・ティ・ティ・アド(以下 NTTアド、本社:東京都渋
谷区、代表取締役社長:西脇 達也)が提供する国内有数の検索エンジン"goo"(*1)上で提供
します。また、実験参加企業を募集します。
1.実験の背景
インターネットをベースにした電子商取引市場、特に一般消費者がネットワーク上で商品や情報
を購入する市場は潜在需要があるにもかかわらず、その利用に伸び悩みが見られているのが現状で
す。
NTTではこれまでのユーザ動向調査やコンテンツ企業との共同実験を通じ、電子商取引市場の
飛躍的拡大には、商取引に関わるプロセスをワンストップでサービスする必要性があると考えまし
た。
2.実験の概要
本実験では、膨大なインターネット情報の中から、消費者が欲している情報・商品を的確に検索
し、選択・閲覧し、最終的には購入までをワンストップで行える実験サービスをNTTアドが運営
する検索エンジン"goo"上で提供していきます。
(1)実験期間
平成10年5月23日(土)〜平成11年1月31日(日)
(2)提供場所
インターネット(WWW)の検索サイト"goo"
URL:http://www.goo.ne.jp/
3.サービスの内容、及び検証技術
(1)バリューサーチ
情報の検索から購入までをワンストップで提供するサービスで、NTTが開発した自動分
類技術(*2)、課金システム(*3)等により実現しました。
●サービス概要
<1>検索エンジン"goo"に登録されている1700万ホームページの中からユーザの利用頻
度が高い300万ホームページを厳選し、この中からの検索結果を表示します。
<2>さらに、本実験参加企業が提供する企業情報や新聞・専門紙等のオンラインデータベース
情報(無料・有料共)についても、横断的な検索が可能になります。
<3>検索された情報は、自動分類技術を用いることによって、その検索キーワードに関連する
分野別にリアルタイムかつ自動的に分類され、複数のカテゴリフォルダに格納された形で
表示されます。
【例】「車」という検索ワードを入力すると、「車」「自動車免許」「保険」「キャンプ」
「スキー」など、関連したカテゴリフォルダが表示されます。自動車の保険につい
て調べたい場合は、その中から目的に合った「保険」をクリックして更に絞り込ん
でいくことで、素早い検索が可能です。
<4>検索された情報のプレビューを見て購入希望がある場合は、クレジットカード課金、銀行
口座振替、電話料金に含めて同時徴収、の3つの決済方法の中から購入方法が選択できま
す。
(2)ホットチャネル
ニュース、スポーツ、エンターテイメント、ショップ等のジャンルの情報を持つ企業が本
実験に参加し提供する各種情報を、ワン・トゥ・ワン・マーケティングシステム(*4)を
用いることにより、個別ユーザーのニーズにあわせて組み合わせ、リアルタイムかつ自動的
に提供します。なお、開始当初は、上記ジャンルの中からニーズの高い情報を個々に提供し
ます。
(3)フリーメール
ワン・トゥ・ワン・マーケティングシステムと電子メールサービスを組み合わせることで、
ユーザニーズに合わせた情報の自動送信を行う予定です。
なお、エヌ・ティ・ティ・インターナショナル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締
役社長:橋本 了)が、本実験に参加し、Web上で無料で利用できる電子メールサービスを
提供します。
4.実験参加企業の募集方法
参加企業を、下記の電話、FAX、インターネット(goo上)により、受付けます。
・電話 03-3277-8957(午前9時〜午後5時まで(土、日・祝日を除く))
・FAX 03-3279-8234(24時間受付けます)
・インターネット URL:http://www.goo.ne.jp/
5.各社の役割
(1)NTT
本実験で利用する技術及びプラットフォームを提供し、自動分類技術、ワン・トゥ・ワ
ン・マーケティングシステムなどの検証を行います。また、実験参加企業の募集、及び実
験の運営も行います。
(2)NTTアド
NTTが行う実験にあわせて、"goo"のリニューアルを行います。(別紙、参照)
(3)参加企業
参加企業の保有・運営するニュースやスポーツなどの情報を本実験プラットフォー
ム上で展開します。
6.今後の予定
本実験で検証される技術及びプラットフォームが商用可能であると判断される場合、NTT
はグループ企業を含め、技術ライセンスを供与する予定です。
*1:goo
素早く的確に思い通りのスタイルでホームページを検索できる検索エンジンサービスで、
海外を含めると1億2千万ホームページ、日本語だけでも1700万ホームページという日
本最大級の情報量を保持しています。
*2:自動分類技術
NTTヒューマンインタフェース研究所が開発した技術で、ユーザが投入した検索キーワ
ードに関連する分野別にリアルタイムかつ自動的に分類され、複数のカテゴリフォルダに格
納された形で表示されるため、利用ユーザは情報の鮮度、質の高い情報を入手することがで
きます。
*3:課金システム
クレジット及び、銀行口座振替決済システムは、NTTにおいて開発され現在実験中のプラ
ットフォームを利用する予定です。電話料金に含めて同時徴集する方法はNTTで開発し、現
在NTTビジュアル通信株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:加田 五千雄)が運営
しているサービス(マルシェ)を利用する予定です。
*4:ワン・トゥ・ワン・マーケティングシステム
NTTが開発し、現在実験中のシステムで、アクセスログ情報やユーザーの希望による登
録情報に基づき、個別ユーザーに対してそのニーズに合ったコンテンツを自動的に生成しま
す。またアフターフォローメール等にて個別ユーザーニーズに合ったコンテンツの送信も行
えます。

NTT NEWS RELEASE