NEWS RELEASE


平成10年7月28日



PCB自家内処理の実施計画について
−保管管理から積極的処分へ−


 NTTでは、昨年11月に地球環境保護推進委員会*1の下に「PCB保管・処理委員会」を発足させ、昭和47年から適正に保管管理してきたPCBを自家内で処理していくための準備に入りました。

 本年6月17日に改正廃棄物処理法*2が施行され、化学分解法による無害化処理が実施可能になり、この法整備を受けて、NTTはPCBの処理を積極的に推進すること、現在保管されているPCBを保管場所(オンサイト)で安全に分解し、環境汚染リスクを回避することを決定しました。

 また、PCB保管・処理委員会では、今後の早期処理へ向け、実用認定されたPCBの処理技術を国内外の実績、ダイオキシンがでないかどうか、また周辺住民に理解されやすい方法かどうかなど総合的に評価した結果、BCD法*3(アルカリ触媒分解法)をNTTの実情に合った最有望技術として選択しました。なお、具体的な処理の実施へ向け、NTTのグループ会社であるNTTファシリティーズが荏原製作所とオンサイト処理プラントの技術検討を行います。

 今後は、11月末までにPCB処理に関する中長期ビジョンとしてNTTの実情に合った処理方法や達成計画を策定し、来年度から自治体など行政の協力を得て、実際に処理作業を始める予定です。また、PCBの保管場所が全国に分散していることから、具体的な処理作業は小型の処理プラントを順次、移設させる方法で行います。

 なお、将来的には、自家内処理が困難な少量保管事業者などで保管されているPCBの処理を受託することも、視野に入れています。



*1地球環境保護推進委員会

地球環境保護対策を適切かつ円滑に推進することを目的に平成3年7月に設置した。地球環境問題に対する基本的方針及び地球環境保護対策の実施・管理に関する重要事項を審議する委員会である。


*2改正廃棄物処理法

廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律。
従来の高温焼却処理以外に脱塩素化分解方法や超臨界水酸化分解方法などの化学分解法で処理・処分する方法も実施できるようになった。


*3BCD法

アルカリ触媒分解法(Base Catalyzed Decomposition Process)
有機塩素化合物に水素供与体、炭素系触媒及びアルカリを添加した後、窒素雰囲気下、常圧で300〜350℃に加熱し脱塩素する方法。
高濃度PCBの処理も可能(反応槽内初期濃度15%以下)。
PCB汚染土壌の処理も可能。


■別紙参照
 ・PCB自家内処理計画の仕組み
 ・オンサイト処理プラントのイメージ図




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