平成10年7月30日

NTT国際通信株式会社
NTTマルチメディア・
コミュニケーションズ・
ラボラトリーズ・インク

日本電信電話株式会社



グローバルフィード実験の開始について


 NTT国際通信株式会社(代表取締役社長 磯崎 澄:本社 東京都新宿区、以下NTT-WT)とNTTマルチメディア・コミュニケーションズ・ラボラトリーズ・インク(社長 伊藤 正樹、本社 米国カリフォルニア州、以下NTT MCL)、日本電信電話株式会社(代表取締役社長 宮津純一郎 :本社 東京都新宿区、以下NTT)は、NTT MCLとNTTが共同開発した世界最先端のインターネットコンテンツ配信技術であるグローバルフィード(GlobalFeed)のフィールド実験を8月1日より日米間で開始します。


1. グローバルフィードの概要

グローバルフィードは、インターネット上で発生するトラヒック混雑を制御するための複数の機能を統合し、また、それらをネットワークの機能上で制御可能としたコンテンツ配信技術です。下記の特徴を併せもつ配信技術としては、業界初めてのものとなります。


(1)

最短ルートで効率的なコンテンツ配信


インターネット上に同一もしくは個別のコンテンツを含む複数のサーバを設置。クライアントからの要求に対し、最も近いサーバをネットワークが自動選択することで、混雑の予想される人気サイトや、映像や音声を多用する情報量の多いWebサイトにも、短い接続時間で容易にアクセスができるようになります。


ISP事業者にとっても自社のネットワークバックボーンがトラヒックで混雑することが少なくなり、クライアントのニーズにこたえられます。

(2)

サーバ故障時に他サーバに自動的に切り替え、コンテンツを配信


サーバに障害が発生した場合には、ネットワーク自体が自動的にサーバの切替えを行なうことで、サーバホスティングの信頼性が向上します。

(3)

地域毎に異なるコンテンツを全世界同一のURLで配信


天気予報や言語など、地域によって部分的に異なるコンテンツも、一つのURLでクライアントに最適の情報を配信します。


コンテンツ事業者は、同一グローバルブランドとして、クライアントに対して、効率的なプロモーションが可能となります。

(4)

環境は従来のままで利用が可能


クライアントが、グローバルフィードで配信されるコンテンツにアクセスする際には、特別なソフトウエアや設定の変更は一切必要ありません。


2.実験について

(1)

実験期間

平成10年8月1日〜約3ヶ月
平成10年秋を目途にコンテンツ事業者、ISP事業者への提供を予定

(2)

実験場所

日本側…東京
米国側…カリフォルニア(クパチーノ、パロアルト)

(3)

検証内容等

今回の日米間のフィールド実験では、トラヒックの効果的な分散を技術検証することにより、ネットワークの運用基準を策定し、コンテンツ配信環境の整備を行なう考えです。

また、NTT-WTでは、日米間のIPバックボーンを提供するだけでなく、バックボーン事業者として将来におけるホスティングビジネスの事業化の可能性も検討していく予定です。


(4)

特許等

NTT MCLは、GlobalFeedの商標登録出願中です。また、NTT及びNTT MCLは、米国及び日本でGlobalFeedの特許を出願中です。

(5)

コンテンツ等

今回の実験には、世界的に人気の高いWebサイトを制作している音楽系コンテンツ会社ソニックネット社(SonicNet)(社長 ニコラス・バターワース、本社 米国ニューヨーク州)も参画しており、以下の2つのイベント模様を配信するWebサイトを、グローバルフィードを使って提供する予定です。
 8月1日、2日 「フジロックフェスティバル」、
 8月8日、9日 「Vans Warped Tour」
 (スポーツ選手等による夏のフェスティバル)


(別紙)
・グローバルフィードの技術の詳細解説
1)グローバルフィードの基本コンセプト
2)グローバルフィードの実験ネットワーク構成
3)実験参画各社の概要
4)用語説明




NTT NEWS RELEASE