平成10年8月25日
日本電信電話株式会社
ブイ・ディー・オーネットジャパン株式会社
ビデオ・オン・デマンドによる映画の新しい提供形態を試行
〜映画全篇をネットワーク上で公開〜
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津純一郎)では、ブイ・ディー・オーネットジャパン株式会社(以下VDOnetジャパン、別紙参照)の映像配信技術を利用して、ビデオ・オン・デマンドの実験サービス「ええぞう128ワールド」(*1)上で、演出家の見広哲也氏(別紙参照)監督の映画「東方の三賢者:Ken」(*2)全編を、平成10年9月1日(火)より公開し、新しい映画の提供形態を試行します。また、見広哲也氏のインターネットホームページ上でも、同映画全篇をオン・デマンドで提供します。
これまで、劇場用映画の予告篇等を、オン・デマンドにより公開するサービスは数多くありましたが、約30分にも及ぶ映画全篇のネットワーク上での公開は、世界でも類を見ない試みとなります。
1. 概要 「ええぞう128ワールド」及びインターネット上での、ネットワークを経由したビデオ・オン・デマンドによる配信には、VDOnet社のVDOLiveを使用します。視聴者は、専用ビューアソフトウェアであるVDOLive Playerを無償でダウンロードし、映画を楽しむことができます。
インターネットをご利用の場合は、1秒間に平均3〜4フレームの映像となりますが、「ええぞう128ワールド」ではISDN回線の128kbps(2B)を利用してサービス提供した場合、平均10フレーム(1秒当たり)の動画像で映画をご覧いただくことができます。
2.
視聴方法
I
「ええぞう128ワールド」a. 事前に会員登録が必要です。 *会員登録の方法はインターネットhttp://www.eezo128.ne.jp/でご覧下さい。
b.
パソコンからISDN回線で直接アクセスポイントの電話番号に接続し、ブラウザでhttp://10.64.64.128/へアクセスすることによりご覧いただけます。*アクセスポイントは全国で58ヵ所です。
アクセスポイントの電話番号はインターネットhttp://www.eezo128.ne.jp/でご覧下さい。
II
インターネット見広哲也氏のホームページ
URL:http://www.fix.co.jp/movie/でご覧いただけます。
(注)I、IIのサイトで、3分半のダイジェスト版もご覧いただけます。
3.
サービス開始時期平成10年9月1日(火)
4.
料金情報料は無料です。
*「ええぞう128ワールド」ならびにインターネット利用とも、アクセスポイントまでの通信料がかかります。
5.
各社の役割
(1)
NTT
「ええぞう128ワールド」のプラットホームの提供、ならびに長編コンテンツを提供する際の映像サーバやISDNネットワーク技術の検証を行います。
(2)
VDOnetジャパン
オン・デマンドのプラットホームの提供、ならびにインターネット上で長編コンテンツを提供する際の映像配信ソフトの技術やサービス性の検証を行います。
(3)
見広哲也
コンテンツの制作・提供、ならびにインターネット等のマルチメディアを利用した映画公開の事業性を検証します。
6.
今後の展開NTTとVDOnetジャパンでは、今回のネットワーク上での映画公開により様々な技術やサービス性、事業性などを検証し、好きなときに、好きな場所で映画が楽しめるような新しい映画の提供形態を推進します。
*1:
「ええぞう128ワールド」
「NTTの実験サービスとして、平成8年11月から実験を開始しています。ISDN回線の持つ128kbpsの高速性・大容量性を活かして、毎日のビジネス情報、映画の予告編や生活情報、観光ガイド、様々な映像情報約4000タイトルを、ビデオ・オン・デマンドで提供しています。
*2:
映画「東方の三賢者:Ken」
大都会でホームレス生活を送る、日本人・中国人・印度人の不思議な男たちのオムニバスストーリーが「東方の三賢者」。「Ken」は、日本人ホームレスと一人の少女のふれあいを描く人情劇。「Con」は、中国人ホームレスとペットのアヒルとの生活を描くブラックコメディ。「Son」は、印度人ホームレスと自殺志願の老女の関わりを描くファンタジー。
今回は、第一話の「Ken」を公開します。
*3:
VDOLive Player
VDOnetジャパンが提供する視聴ソフトウェア。特長としては、独自のスケーラビリティー機能により、インターネットやISDN等の回線品質に合わせた映像伝送を可能とします。
別紙
・VDOnetジャパンについて
・見広哲也(みひろてつや)について
NTT NEWS RELEASE