平成11年1月21日 |
日本電信電話株式会社 |
「ICテレホンカード」・「ICカード公衆電話機」の導入について |
NTTでは、「ICテレホンカード」及び「ICカード公衆電話機」の導入に向け準備を進めているところですが、導入に先立ち、ICテレホンカードの提供内容に関して、本日郵政大臣に認可申請いたしました。
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1. |
導入の目的 |
| 1900年の誕生以来公衆電話創業100年を目前に控え、NTTではお客様により便利で安心してご利用いただける新しい公衆電話の仕組みとして「ICテレホンカード」及び「ICカード公衆電話機」の導入準備を進めています。
今回の導入は、テレホンカードのセキュリティを向上させ、変造カード問題を抜本的に解消するとともに、これまで変造カード対策として緊急避難的に実施してきたカードの利用規制を解除し、高額カードの発行や国際通話のカード利用を再開するほか、カードへの電話帳機能の付加など新機能の提供及び電話機故障の減少などにより、お客様の利便性の向上を目指します。 |
2. |
ICテレホンカードとICカード公衆電話機によるシステムの概要 |
| ICカード本来のセキュリティを有するICテレホンカードに加え、ICカード公衆電話機からネットワークを通じて結ばれるセンタでカード一枚毎の情報を管理するシステムとなっていますので、万全のセキュリティを実現します。(図1) |
3. |
ICテレホンカードの概要 |
| (1) | 方式
現行磁気テレホンカードと同様、使い切りのプリペイド方式。 |
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(2) |
仕様
| <1> | 技術仕様 非接触式ICカード(注)を世界で初めてテレホンカードとして採用。 |
| (注) | ICカードには、カード表面にICチップを埋め込み、端子とカードリーダ・ライタ部が接触して情報のやり取りを行う「接触式」と、ICチップと端子のかわりのアンテナをカードに内蔵し、電波で情報のやり取りを行う「非接触式」があります。 |
<2> | 外観図2参照。 |
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(3) |
提供内容
| <1> | カードの種類
〈1枚から販売するカード〉 |
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| カードの種類 | 販売価格 | 通話可能度数 |
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| 付加度数(再掲) |
| 1,000円券 | 1,000円 | 105度数 | 5度数 |
| 2,000円券 | 2,000円 | 210度数 | 10度数 |
| 3,000円券 | 3,000円 | 320度数 | 20度数 |
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| 〈一定枚数以上の注文で、発行手数料をご負担いただける場合に発行するカード〉 |
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| カードの種類 | 販売価格 | 通話可能度数 |
発行手数料(/枚) |
| 300円券 | 300円 | 30度数 | 70円 |
| 500円券 | 500円 | 50度数 | 50円 |
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<2> |
有効期限の設定
セキュリティのバージョンアップなどに対応したICテレホンカードへの切り替えを行えるよう、有効期限を設定させていただきます。
なお、有効期限を経過したカードについても、期限後5年間の交換期間を設けます(100円/枚程度の手数料を予定)。 |
<3> |
支払充当
磁気テレホンカードと同様、支払充当も可能です(手数料;100円/枚)。 |
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(4) |
特徴(現行磁気テレホンカードとの差異)
| <1> | 電話帳機能(ダイヤルメモ機能)の追加 |
| ・3,000円券 | ; | 電話帳機能(名前と電話番号を最大10件まで登録) |
| ・上記以外のカード | ; | ダイヤルメモ機能(電話番号を1件登録) |
<2> |
使用・未使用の判別方法
ICカードはパンチ穴を開けることができないため、使用・未使用を判別するために、使用開始時にカードの端を切り離してからご使用いただきます。
(注) | 端を切り離していないカードはご使用できません。また、カードの残度数は、電話機のディスプレイでご確認いただけます。 |
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4. |
ICカード公衆電話機の概要 |
| (1) | 接続回線
現在のディジタル公衆電話機と同様、ISDN回線に接続。 |
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(2) |
仕様
| <1> | 大きさ 図3参照。 |
<2> | カラー
アーティストの日比野克彦氏にカラーデザインを依頼、人や環境に優しいアースカラー(grass green, charcoal black, jasmine yellow, coral orange, eternal grayの5色)を採用し、2タイプのカラーデザインを揃えました。
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(3) |
特徴(現行ディジタル公衆電話機との差異)
| <1> | 赤外線通信機能(IrDA)の標準装備
最近の携帯通信端末などによるデータ通信に対応するために、赤外線通信機能(IrDA)を標準装備しました。 |
<2> | ダイヤルボタンへのカナ・アルファベット併記
ICテレホンカードに名前や電話番号を登録出来るよう、ダイヤルボタンにカナ・アルファベットを併記しました。 |
<3> | カード取扱方法の簡便化
電話機へのカード挿入方法は、端を切り離したICテレホンカードを、ICカード公衆電話機の右上部にあるカードポケットに入れていただく方法になります。非接触式ICカードを採用したため、表裏や挿入方向に制約がなく、カードの取扱いが便利になります。
また、カードポケットにはカードが2枚まで入りますので、通話中に残り度数が少なくなった場合は、2枚目のカードを入れていただくことで引き続きご利用いただけます。
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<4> | 故障の減少
非接触式ICカードの使用により、カードと、電話機側のカードリーダ/ライタと接触する必要がなく、これまで電話機故障の大半を占めていたカードリーダ/ライタの故障が減少するため、お客様にご迷惑をおかけすることが少なくなります。 |
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5. |
導入方法 |
| (1) | 平成10年度(先行導入)
平成11年3月、東京近郊及び関西の主要駅、主要空港、及びホテルなどに、カード専用機を1,000台程度設置する予定です。(具体的日程、設置場所については検討中です。) |
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(2) |
平成11年度(全国拡大)
平成11年度第2四半期以降、カード専用機及びカード・硬貨併用機について、東京都、政令指定都市、及び県庁所在地都市を始めとして全国に拡大する予定です。
なお、平成12年度以降の設置計画については、お客様の利用状況などを踏まえて策定していく考えです。
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6. |
ICカード公衆電話機の設置の進め方 |
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ICカード公衆電話機は、お手持ちの磁気テレホンカードをご使用になる際にICカード公衆電話機しか見当たらないという状況が起こらないよう、複数の公衆電話が並んでいるところの一部から徐々に設置して参ります。(直ちにこれまでの磁気カード公衆電話機がなくなることはありませんので、お手持ちの磁気テレホンカードは引き続きご利用いただけます。) |
7. |
ICテレホンカードの販売方法 |
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NTTの全国の支店・営業所窓口で販売するほか、ICカード公衆電話機の設置に合わせ、周辺にはICテレホンカード取扱代理店もしくはカード自動販売機による販売手段を整える予定です。 |
8. |
「ICテレホンカードお問合せセンタ」の設置 |
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お客様からのサービス内容に関するお問合せを承る「ICテレホンカードお問合せセンタ」をこの度設置いたしました。(平成11年1月22日より受付)
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| ◆ | ICテレホンカードお問合せセンタ(フリーダイヤル) |
| 受付番号 ; | あいしーこうしゅうなーに
0120−145472 | (日本語) |
| | あいしーこうしゅうサンキュー 0120−145439 | (英語) |
| | あいしーこうしゅう24時間 0120−145424 | (FAX) |
| 受付時間 ; | 9:00〜17:00(土・日・祝祭日除く) |
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・図1.システムの構成
・図2.ICテレホンカードの外観
・図3.ICカード公衆電話機の仕様
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