News Release

2010年6月8日


NTTとパナソニックが連携して
NGN上の映像コミュニケーション市場の拡大へ


 日本電信電話株式会社(以下、NTT 東京都千代田区 代表取締役社長 三浦 惺)は、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)と共同でNGNを利用したハイビジョンの映像コミュニケーションを相互に利用できるようにしました。NTTでは既存の電話のように、NGN上でも様々なメーカの映像コミュニケーション製品が相互に利用できる環境を作ることで、利便性向上を図り、NGNを活用したサービスの拡大を進めていきます。
 なお、本成果は、2010年6月9日から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2010にて展示し、NTTブースとパナソニックの品川オフィスを接続したデモを実施する予定です。


<背景と経緯>
 NTTグループは、光やNGN、3G/LTEなどのブロードバンド・ユビキタスネットワークを積極的に展開し、様々なパートナーの皆様と協力・連携することで、これらのネットワーク上で多くの新たなサービスを花開かせる「サービス創造グループ」を目指しています。その具体的な取り組みのひとつとして、NTTグループ各社ではテレビ会議サービスなどの「映像コミュニケーションサービス」の普及促進に取り組んでいます。
 映像コミュニケーション市場では、SDからHD(ハイビジョン)が主流になってきています。これまでNTTでは、ハイビジョン映像の符号化技術であるH.264や、高品質の音声符号化技術であるG.711.1などの国際標準化を牽引してきました。例えば、バンクーバーオリンピックではNTTグループの開発したH.264映像コーデックが国際配信映像に採用され、世界各国の放送で利用されました。この世界に認められている技術を、NGN上での映像コミュニケーションの活性化につなげていくために、HDTV映像コミュニケーションソフトウェアを開発しました。
 また、NGNに対応した映像コミュニケーション製品は、パナソニックをはじめとするメーカが開発や販売を行っていますが、技術的な違いから各社の商品を相互で利用することはできませんでした。そこで、NTTでは既存の電話のようにメーカの違いを気にせず、NGN上で簡単につながるハイビジョン映像コミュニケーションを実現するために、情報通信ネットワークにかかわる標準化と普及を行う機関であるTTC(情報通信技術委員会)にハイビジョン映像通信の接続方法の標準化を働きかけるとともに、各メーカと連携した検証・開発を進めています。


<NGN利用のハイビジョン映像コミュニケーションの相互接続>
 今回、NTTはパナソニックと連携してハイビジョン映像通信の接続方法を統一させることによりNTTのHDTV映像コミュニケーションソフトウェア※1と、パナソニックのHD映像コミュニケーションシステム※2を相互に接続できるように致しました。また、NGNの品質確保「QoS」機能※3を用いることでハイビジョン映像の安定した伝送を実現します。利便性の観点では、テレビ会議接続サービスの契約をすることなく、フレッツ 光ネクスト(NGN回線)とひかり電話の環境で、電話番号を使って簡単に接続することができるようになります。


<今後の展開>
 今後は、パナソニック以外にも映像コミュニケーション商品を提供しているシスコシステムズ合同会社など国内外各社の商品との相互利用の実現を進めます。
 また、各社と協力して、NGN上でのハイビジョン映像コミュニケーションに関する標準化を加速し、映像コミュニケーションの普及に取り組んでいきます。

※1 :HDTV映像コミュニケーションソフトウェア「RISCA264-HD NGN対応版」
市販のパソコン上で動作するソフトウェアでフルハイビジョンの映像コミュニケーションを実現
ソフトウェアに内蔵したエコーキャンセラと、低遅延による高品質で違和感のない会話を実現
NGNならではの帯域制御に対応し、ロスなく映像信号を伝送
今年度下期にNTTグループ会社から販売を予定
※2 :パナソニックの開発したHD映像コミュニケーションシステム「KX-VC500」
ビエラやディーガで培ったH.264技術で、低遅延フルハイビジョンを実現
独自のステレオエコーキャンセラで、自然な会話を実現
市販のビデオカメラやテレビをHDMIケーブルで簡単に接続
NGNへは2010年10月に対応予定
※3 :NGNでは、多彩な通信サービスに最適な形で対応するべく、従来の「ベストエフォートクラス」に加えて、品質確保型の3つの「優先クラス」をご用意しています。「優先クラス」は、テレビ電話のような厳しいリアルタイム性が必要な通信や、片方向の映像配信のような緩やかなリアルタイム性が要求される通信のためのものです。



別紙1 NGN利用のハイビジョン映像コミュニケーションの相互接続
別紙2 Interop Tokyo 2010 での接続内容
別紙3 NTTグループのサービスや製品展開



<本件に関するお問い合わせ先>
日本電信電話株式会社 研究企画部門
プロデュース担当 窪薗・遠藤 TEL 03-5205-5395


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