NTT持株会社ニュースリリース

 図1(a) 従来技術の光送受信方式

図1(a) 従来技術の光送受信方式

1波長あたり40Gbps以上の超高速伝送になると従来のON/OFF変調方式では、光ファイバのもつ波形ひずみ(CD)が顕在化し、中継区間ごと波形ひずみを打ち消すCD補償デバイスが、各光増幅中継器ごとに必要。CDによる波形ひずみ量は、距離に応じて変わるため、事前測定により、各区間ごとの適切な値の設計・設定が必要であり、波形ひずみを打ち消す分散補償デバイス設定に時間を要する。

 図1(b) 新技術のデジタルコヒーレント光送受信方式

図1(b) 新技術のデジタルコヒーレント光送受信方式

光送信器内の送信DSPにおいてデジタル主信号にあらかじめデジタル既知信号を挿入して光信号を送信する。
光ファイバ固有の伝送特性により、伝送後の受信光信号には、大きな波形ひずみを生じる。光受信器では波形ひずみを有したまま光信号を電気信号に変換し、受信DSPにおいてデジタル化する。受信DSPにより、受信デジタル信号からデジタル既知信号を抜き取り、デジタル既知信号に加わった波形ひずみ量を高速測定する。デジタル既知信号とデジタル主信号波形には同じひずみが加わっているため、受信デジタル信号から測定波形ひずみ量を取り除くデジタルフィルタリングを受信DSPで行うことで、光ファイバ伝送中に加わった波形ひずみを光受信器内において一括して除去し、元のデジタル主信号を復元する。

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