(ニュースリリース)
2012年1月30日
ICTは、情報コミュニケーション手段として社会生活に大きな影響をもたらし、様々な活用がされています。一方、身体的条件により、ICTの恩恵を享受できていない方がいることも事実です。
NTTでは、全ての方へICTの恩恵を享受して頂くため、ICTを誰もが簡単に身近に使えるツールとして活用できるよう検討をしてまいりました。さらにICTを活用し、特別な支援を必要とする方たちのQOL(Quality of Life)向上につなげるため、「人と人をつなぐ」をコンセプトに、コミュニケーション分野に特化し、R&D技術と情報通信端末とのユーザインターフェースの融合に着目し、研究開発を推進してきました。
NTTサイバーソリューション研究所が開発した「こえみる」は、聴覚障がいのある方のコミュニケーションにおける情報保障を目的とし、音声認識技術や通信機能を具備させた各種端末を利用して、“発話内容の文字変換”、“発話音量の可視化”等を提供するソリューションです。
また事前に話者の声を収録し、サーバ側でモデルチューニングをおこなうことで、音声認識率向上を図ります。
特定の端末への表示及び同時に複数台への表示が可能であり、利用用途に応じて閲覧グループ設定を行う事でコンテンツの制御・管理を行う事も可能です。
フィールド実験では、スマートフォン・PCを利用して、先生が話した言葉(音声)を収集し、インターネットを介してクラウド上にある音声認識サーバで処理を行い、児童生徒用端末及び電子黒板へ文字を出力します。これにより、聴覚に障がいのある児童生徒に対し情報保障およびコミュニケーションのサポートを実現します。
今回のフィールド実験では、実際の授業の中で利用してみることで、先生や児童生徒からご意見等を頂き、「こえみる」の有効性、学校現場での技術の利用可能性等を評価致します。
2012年1月30日(月)〜3月7日(水)
ブロードバンド回線、校内無線LAN、電子黒板、先生用PC・スマートフォン、児童用端末(ニンテンドーDSi※)、ニンテンドーDSi対応ソフト「スピーチサポートDS」
※ニンテンドーDSiは任天堂株式会社の商標登録です。
今回のフィールド実験を踏まえ、更なるユーザビリティ・機能向上に向け研究開発を推進するとともに、適用可能な市場の拡大検討を進めてまいります。NTTグループは今後もICTによるバリアフリー社会の実現を目指し、研究開発を推進していきます。
研究企画部門
TEL:03-5205-5765
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