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NTT持株会社ニュースリリース

2018年8月28日

国立大学法人東北大学
日本電信電話株式会社

国立大学法人東北大学と日本電信電話株式会社、巨大災害と闘い安心・安全な社会の実現をめざす共同研究を開始

 国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、総長:大野英男、以下「東北大学」)、日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:澤田純、以下「NTT」)は、両者の強みを活かし、「安心なくらしを支える基盤技術」をビジョンとして設定し、災害対策・防災分野で新たな価値の創出と震災復興への貢献をめざし、ビジョン共有に基づく共同研究※1を開始します。

共同研究概要

 近年、巨大災害の発生が増加してきていることから、安心かつ安全なくらしを支える基盤技術が求められています。東日本大震災を経験した東北大学が持つ災害ビッグデータと、NTTが持つコミュニケーションサービス基盤技術を組み合わせることにより、安心・安全のいずれか、あるいは両者が欠如した状態から、安心かつ安全な状態へ行動変容を促す技術の確立を目指します。

共同研究テーマの内容

 ビジョンの実現イメージに基づき、以下の共同研究テーマ2件を創出し、2018年度内に共同研究を開始します。

テーマ<1>:震災アーカイブを活用した社会課題解決型サービスデザイン手法の研究

 住民と一緒にサービスを創る方法論である「リビングラボ※2」において、地域で実際に使われる防災・減災サービスの創出のために、東北大学が持つ震災データアーカイブ※3に記録されている統計データや災害対応ノウハウデータを有効に活用する手法の構築を目指します。

テーマ<2>:リアルタイム津波浸水被害予測を活用した意思決定支援手法の研究

 災害発生時の高精度な被害予測に基づき組織や個人に紐付くリスクを適時に推定・可視化することでリスクへの気付きと理解を促し、リスクに対する対応案を提示することで迅速で果断な意思決定を目指します。

各機関の役割

東北大学

  • 震災データアーカイブの収集・提供(テーマ<1>)
  • 多様なステークホルダによるサービスデザイン環境(Field Design Center)※4の提供・運営(テーマ<1>)
  • リアルタイム津波浸水被害予測技術※5、及び、災害シミュレーション技術※6による動的・静的な被害予測手法の確立(テーマ<2>)

NTT

  • 住民と一緒にサービスを創る方法論である「リビングラボ」におけるデータ活用手法の確立(テーマ<1>)
  • 組織が様々なリスクや危機に迅速果断に対応するための統合リスクマネジメントシステム(KADAN®)※7と連携した、リスク推定とリスク対応案提示手法の確立(テーマ<2>)
図 ビジョンを具現化する共同研究テーマの位置づけ
図 ビジョンを具現化する共同研究テーマの位置づけ

今後の展開

 今回創出した共同研究テーマについては、2021年を目途とした技術確立を目指して、創出した個々の共同研究テーマを進めることにより、被災者や地域コミュニティ、更には災害対応に携わる自治体や関係機関の安心と安全を両立する新たなサービスの創出と社会実装をめざします。
 また、上記2つの共同研究テーマに限らず、双方の研究者を中心とした連携を密にすることで、ワークショップで抽出した要素技術に関するテーマや同ビジョンに沿った新たなテーマ探索を引き続き進める予定です。

以上

脚注

  • ※1ビジョン共有型共同研究とは、NTTと大学双方が大きな社会課題を解決するためのビジョンを共有し、ビジョンの実現に向けた個々の共同研究をマネジメントすることで、異分野の組織間連携を促し新たな価値創造を目指したものです。
    東北大学とNTTは組織的連携協力協定に基づき、組織対組織の連携を促し、新たな価値創造を目指すビジョン共有型共同研究を立ち上げることで合意しました。異分野での組織間連携により、両者の強みを生かしながらビジョンの実現に向けた早期技術確立を展開していくことを目的としています。
    • 組織的連携協力協定の概要は以下HPを参照
      <1>国立大学法人東北大学と日本電信電話株式会社との連携協力協定締結
      –学術研究と産業技術の発展を目指し、研究開発や教育・人材育成分野で連携–
      http://www.ntt.co.jp/news/news08/0807/080728a.html
      <2>東北大学とNTTの連携協力協定にNTT東日本が参画
      –東北大学とNTTグループの一層の連携協力に向けて–
      http://www.ntt.co.jp/news2010/1002/100212a.html
  • ※2リビングラボとは、地域住民をサービス共創パートナーと捉え、住民の実生活環境の中で本質的な課題の探索や発見、解決策の検討や検証を行う仕組みです。
  • ※3震災データアーカイブでは、東北大学(災害科学国際研究所,所長;今村文彦)が産官学の機関と連携して、東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集・発信しています。
    http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/ 
  • ※4Field Design Centerとは、現代社会のリアルなフィールドにおける問題に対して、デザインによる解決を実践する、デザイン研究・教育のためのセンターです。
    http://www.fdc.eng.tohoku.ac.jp/# 
  • ※5リアルタイム津波浸水被害予測技術では、津波発生予測,浸水・被害予測,結果の図化・配信をリアルタイムで行い、迅速できめ細かな被害把握と災害救援活動に資する研究を展開しています。
    http://www.regid.irides.tohoku.ac.jp 
  • ※6災害シミュレーション技術では、防災・減災に資する数値シミュレーション手法とその周辺技術を創成しています。
    http://www.cae.civil.tohoku.ac.jp/researches.html 
  • ※7 統合リスクマネジメント支援システム(KADAN®)とは、NTTが研究開発した、大規模・複合化した危機事象における経営層・管理層の効率的な状況把握と効果的な方針決定を支援する危機対応のためのマネジメントシステムです。
    http://www.ntt.co.jp/sc/project/risk-management/risk_management.html

本件に関するお問い合わせ先

東北大学

産学連携機構 総合連携推進部
担当 山田智子
Tel:022-217-6034
E-mail:tomoko.yamada.d3@tohoku.ac.jp

日本電信電話株式会社

サービスイノベーション総合研究所
企画部広報担当
E-mail:randd-ml@hco.ntt.co.jp
Tel:046-859-2032

ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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