先端技術総合研究所長 萩本 和男

 2013年度を迎え、NTT厚木R&Dセンタは、30周年を迎えました。これも、一重にNTT研究所の先輩・同僚の研鑚のたまものと深く感謝すると共に関係各位のご厚情に心より御礼申し上げます。この機会に振り返りながら「温故知新」新たな10年に向けて、志を新にしています。
当センタは、エレクトロニクスを皮切りに、フォトニクス、ナノテクノロジーなど、基礎研究から応用研究まで、高性能なクリーンルームを背景に、省エネルギーから高性能デバイスまで、幅広く研究開発に取り組んで参りました。その技術は、NTTのブロードバンド通信を支えていることは言うまでもなく、グローバルな市場の中で確固たる技術を生み出してきました。4月に開催した記念式典では、先輩から今までの成果に満足することなく、新たな極みへチャレンジを続けるように、励ましをいただきました。このことは、厚木に勤務する約1000名の研究開発に携わる者全ての気持ちでもあります。そして、新たな発展には新たな知見が必要なことは言うまでもなく、日々の研鑚もここにあります。
 式典では、同じ森の里に居を構える近隣の研究所の幹部をお招きし、「森の里から貢献できる日本の未来」をテーマにパネルディスカッションを行いました。異分野の最先端の取り組みが研究者へ大きな刺激になったことと思います。NTTの事業も、社会基盤の提供であることに変わりはないですが、国家的な通信インフラの構築に端を発し、現在では、それを介したパートナーとの連携により、社会課題の解決に進化してきています。NTT厚木R&Dセンタは、厚木の森の里から、新たな解決手段を創意工夫により生み出していきます。多くの内外の研究者と協力して、新たなステージを創りだしていきます。これからの10年に、倍旧の支援と期待をお願いいたします。  

ヒストリー

歴代所長紹介(2003→2008年度)