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NTTグループ

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三浦社長が「ITU TELECOM WORLD 2009」フォーラムに参加

「ITU TELECOM WORLD 2009」の会場で開催されているフォーラムでは、さまざまなテーマでセッションが組まれています。10月6日(火)には、三浦惺 代表取締役社長が 「ICTによる経済成長」について、通信キャリア、ベンダ、政府関係者など、世界各国からの来場者に向けてスピーチを行いました。

フォーラム名:
「ICT as a transformational infrastructure of infrastructures」
時:
10月6日(火)9:00 - 10:30(現地時間)

【講演模様】

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【講演内容】

■フォーラム冒頭での発言

私共NTTが取り組んでいるブロードバンド・ネットワークとICTサービス創造について、そしていかにICTが経済成長と社会的利益に貢献することができるかについて述べたいと思います。

現在、NTTグループでは、次の2つの戦略を実行しています。

(1)
まず、情報通信インフラの構築についてですが、われわれは世界に先駆けて品質確保が可能な次世代ネットワーク(NGN)の構築を進めています。固定系では、光ファイバによるブロードバンドアクセスを拡大してきました。移動系ではLTEを導入予定です。このように、来年度末までにフルIPネットワークの準備を進めていきます。
(2)
これに加えて、NTTグループではNGN上でのユビキタス・ブロードバンドサービスを創造することに力を入れて取り組んでいます。具体的には、マス向けにはIPTV、映像系サービス、Eラーニングなど、ビジネス向けにはSaaSやデジタルサイネージなどに取り組んでいます。

さて、ここで、ICTサービスの社会的意義について述べます。

(1)
まずは、経済成長への貢献です。日本では、ICT産業は実質GDP成長のうち約3分の1を占めており、さらに他産業へのプラスの効果をもたらしています。ご存知のとおり、ICTは、私たちの生活、あらゆる産業、そして公共サービスに広く普及しており、今や不可欠なものとなっています。したがって、新たなICTサービスの創造が、グローバル経済の回復、成長のために重要になるでしょう。
(2)
もうひとつは、イノベーションの促進や社会的課題の解決に向けた変革ドライバーとしてのICTの役割です。ICTの貢献は、単なる効率化にとどまるものではありません。過去において私たちは時間、空間、そして情報という制約を受けてきましたが、ICTのおかげで私たちはこうした制約を克服することができています。例えばモバイルバンキングのように、ICTはさまざまなイノベーションを引き起こしており、われわれの社会における新たな基盤として機能しているのです。それ故、社会的発展に向けて、ICTはますます重要になっています。例えば、テレワークによって労働機会の創出と、通勤時間の削減が可能になります。テレビ会議によって出張を減らすことができます。ホームICTは毎日の生活を便利にしてくれます。とりわけ、こうしたICTサービスは世界的な環境問題の解決にも貢献できるのです。先日、鳩山首相がCO2の削減について大胆な目標を発表しましたが、この目標達成に向けて、ICTサービスは極めて重要な役割を果たしうると考えています。

新しいICTサービス創造が進むにつれて、利用者のプライバシー保護やセキュリティ確保の観点から、安心・安全なインフラ提供がますます必要となります。ですので、ぜひ、さまざまなプレーヤーの皆さまと一緒に、新しい技術やサービスの開発に協力して取り組んでいきたいと私たちは考えています。

■主な質疑の模様

Q.
ICTが経済成長を促進するという点について意見を聞きたい。
A.
ICTはいまや単なる効率化、便利さだけではなく、企業にとっては企業戦略そのものであり、行政においてもICT無しではありえない。ICTが経済成長を促進するという場合、ICTは個別の産業というのではなく、ICTが他の産業と連携し新たなビジネスを作っているので、どこまでがICTによる効果なのかはっきり区別するのは難しい。典型的な例がモバイルビジネスであるが、日本ではNWサービスだけでなく、コンテンツや上位レイヤサービスが大きく伸びている。2006年にはトータルで8兆円の市場規模が、2010年には14兆円になると言われている。
Q.
ICTの普及、デジタルデバイド解消に向けた政府の役割は何か。
A.
国によって政府の役割は異なる。各国のブロードバンド普及率、キャリアの普及計画などによって決めていくべきもの。日本では、ADSL、光、CATV、最近はWiMAXのような無線を含めて、ブロードバンドと定義しているが、ほとんどすべてのユーザをカバーしている。光だけでも9割のユーザをカバーしており、残り10%のエリアをキャリアと中央政府、地方自治体と協力し、デジタルデバイドを解消しようとしている。
Q.
モバイルブロードバンドでは、WiMAX、LTE、その他の技術があるが、どれが主流か。
A.
ICT技術は日進月歩であり、WiMAXも有力技術のひとつ。NTTではWiMAXライセンスは取得できず、LTEを進めることにしているが、それでも十分カバーできる。私の言いたいことは、ひとつの技術がずっと続くことはなく、常に変わるものであり、キャリアとしてはあらゆる技術に目を向けて事業に取り入れていく必要がある。
Q.
ICTとCO2排出との関係についてどう考えるか。
A.
ICTがCO2排出に与える影響としては2つある。ひとつは、テレワークやテレカンファレンスによるCO2の削減効果である。もうひとつ忘れてはならないことは、インターネットや映像コンテンツの普及、データセンタ設備などによって、ICTを利用することでのCO2増加という影響がある。その点は、キャリアとして減らす対策を考えていく必要がある。ルータやICT設備の省エネ化、データセンタにおける空調の効率化や仮想化技術などを進めてエネルギー消費を減らす取り組みを行っている。また、将来的には光ルータの実現によるCO2削減も考えていく。トータルで見ると、ICTはCO2削減の効果のほうが大きく、日本での削減効果はCO2排出量全体の3%に相当するCO2との試算もある。
Q.
最後に、テレコム産業によるICTの発展、アプリやコンテンツの発展に向けて一言いただきたい。
A.
NTTグループはサービス創造グループを目指していくことを発表した。ネットワークキャリアとして、NGN、LTEなどのネットワークサービスを提供すると同時に、コンテンツ、プラットフォーム、上位レイヤを今後伸ばし、新しいサービスを創造していくことが重要である。そのために、「オープン」と「コラボレーション」という2つのキーワードを掲げて他事業者と協業して取り組んでいる。
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