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ソーシャルデバイス基盤研究部

インフラ見える化基盤技術研究グループ

近傍電磁界技術

どんな技術?

近い将来、インターネットに代表されるオンラインの世界と、リアル店舗に代表されるオフラインの世界が融合し、”買う”という行為に対して相互に影響を及ぼす”O2O(Online to Offline)”と呼ばれる世界がやって来るといわれています。

例えば、オンラインの世界で見つけた商品をリアル店舗で実際に見てみたい場合、目的の商品がリアル店舗中の大量に並んだ商品のどこにあるか適切にナビゲーションしてあげる必要があります。

この時必要になるのが近傍電磁界技術で、この技術はある特定の場所だけ特定の通信(例えば位置情報)ができるように、自由な形状で通信範囲を限定することを目指している無線通信技術です。

近傍電磁界技術は電波ではなく、電界や磁界を使います。しかしながら、近傍電磁界技術は未だ十分に確立されていません。そこで、私たちは近傍電磁界の解明に取り組むとともに、電界や磁界を制御する近傍電磁界通信方式を考案し、近傍磁界通信方式を実現する無線回路やアンテナを試作しました。

図1 近傍電磁界受信端末
図1 近傍電磁界受信端末
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なにが特長?

図2は磁界強度とアンテナからの距離の関係を示しています。電波は20dB/decで強度が減衰するのに対して、近傍電磁界は60dB/decと非常に急峻に強度が減衰します。近傍電磁界技術は通信範囲を限定するために、この距離減衰特性を利用しています。

近傍電磁界技術はこの特性により反射や回折の影響を受けにくいので、電波では実現できなかった通信範囲を限定することができるようになるのです。

図2 磁界強度の距離依存性
図2 磁界強度の距離依存性
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なにができる?

リチウム-図3は端末が近づくことで開閉するタッチレスのセキュリティ自動ドアでの応用例です。自動ドアを開閉する機能を持った端末を2人が持っています。近傍電磁界技術を使えば通信範囲を自動ドアの正面に限定することができるので、たとえ2人が至近距離にいたとしても、自動ドアを開けたいという思いがある車いすの人の端末だけに反応する高セキュリティなタッチレスの自動ドアを実現できます。

図3 セキュリティ自動ドアへの応用例
図3 セキュリティ自動ドアへの応用例
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