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NTTis...2011秋号

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鵜浦副社長メッセージ 〜グローバル事業の取り組みについて〜

近年、NTTグループのグローバル事業は急速に拡大しています。
グローバル推進室担当であり、NTTグループの事業戦略を総括する鵜浦副社長にグローバル事業の現状と今後について聞きました。

グローバル事業のこれまでの取り組みについて教えてください。

代表取締役副社長 鵜浦博夫

グローバル事業はNTTグループの中期経営戦略において成長の柱の1つであり、これまで主に法人向けICTサービス分野においてネットワーク、データセンタ、ソリューションなどのサービスラインナップの充実、サービスエリアの拡充に継続的に取り組んできました。
NTTコミュニケーションズでは、Arcstarブランドによるネットワークサービスを世界159ヶ国に展開するとともに、インターネットの利用を支えるIPバックボーンの増強にも努め、日米間バックボーンにおいては業界最大級の500Gbpsの回線容量を実現しております。また、お客様のデータをお預かりするデータセンタを欧州・北米・アジアを中心とした31都市に展開するなど、着実にサービス基盤の整備を行ってきました。

NTTデータにおいても、Keane International, Inc.、Intelligroup, Inc.、Cirquent GmbH、itelligence AGなどのグローバル企業の買収を推進し、業務アプリケーションの開発・サポートやシステム構築など、世界34ヶ国でサービスを提供する体制を確立しています。とりわけ、ERP※1分野において世界的なシェアを持つSAP※2の取り組みでは、買収した海外子会社を含めた国内外の子会社が1つのチームとして世界各地で営業・ソリューション・サポートサービスを提供できる体制を構築しています。
このような取り組みの一方で、お客様の拠点内でのネットワーク機器やサーバなどの構築・保守・運用といった事業領域や、アフリカ・中東・南米などのエリアにおけるサービスについて、十分に提供できていないことが課題となっていました。2010年12月に完了したDimension Data Holdingsplc(以下、ディメンションデータ)の買収、完全子会社化は、この課題を解決し、これまでの取り組みを更に大きく前進させる出来事でした。

国内外の法人のお客様からのエンドエンド、グローバルワンストップで高品質なトータルICTサービスニーズに対応

この買収により、既存事業会社、ディメンションデータ双方の強みを生かしながら、ITインフラをはじめ、アプリケーションやマネージドICTをトータルソリューションとして組み合わせ、システムの導入から運用、保守、故障対応までをワンストップサービスとして提供していきます。また、ディメンションデータは6,000社を超える海外企業を顧客に持ち、なかでも「FORTUNE Global 500」※3にランキングされている企業の6割以上の企業と取引関係にあります。NTTグループの持つ約4,000社の顧客層と合わせたクロスセル*4による営業活動も活性化させていきたいと思います。

  • ※1受注・販売管理、在庫管理、生産管理、会計といった企業の基幹業務を支援する情報システムパッケージ
  • ※2上記では、ドイツのSAP AGが提供するERPパッケージを総称
  • ※3世界最大のビジネス誌である「FORTUNE」が年一回発表している売上高に基づいた世界企業ランキング
  • ※4ある商品を購入しようとしているお客様に対して、関連する商品や組み合わせて使えるような商品を勧め、販売の拡大につなげるアプローチ

グローバル事業のマネジメントについて、どのように進めていきますか。

2011年5月、グループ内での一体的な戦略策定、フレキシブルな人材活用を目指し、グループ各社が参加する2つの委員会を設立しました。「グローバル戦略委員会」では、グループ全体のグローバル戦略の策定と情報共有を行います。また、「グローバル人事委員会」では、トップマネジメント人材の把握や人材活用などを目指します。両委員会での議論を通じて連携を更に深め、グループ間クロスセル、新たなユーザ開拓を進めていきます。

グローバル事業における2つの委員会 グローバル戦略委員会 グループ全体のグローバル戦略策定とグループ内での共有/新たなサービスとビジネスモデルの構築/事業シナジー最大化への取り組み推進 グローバル人事委員会 トップマネジメント人材の把握とグループトータルでの活用/各社のHRMシステムの把握とベスト プラクティス HRM=Human Resource Management/日本人のグローバル人材の育成

グローバル事業の今後の取り組みと売上高目標を教えてください。

グローバルレベルで拡大しているクラウドニーズに、NTTグループ全体で対応していきます。NTTは、お客様の様々な要望に対応できる充実したサービスラインナップ、ネットワークを含めたシームレス保守など、グループとしての強みがあります。ディメンションデータの持つ顧客基盤や事業展開力、NTTコミュニケーションズが保有するIPバックボーンやデータセンタなどのITインフラ、NTTデータのシステム構築力など、各社の強みを生かし、「Global ICT Leader」として、新たなクラウドサービスを積極的に提供していきます。グループ間のクロスセル、新たなユーザ開拓を進めることにより、グローバル事業売上高目標として2012年3月期は80億USドル、2013年3月期には100億USドル以上を目指します。今後も、グループ全体の増収増益基調を継続させる牽引力としてグローバル事業への取り組みを強化してまいります。

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