2020.2Q決算のポイント
最終更新日:2020年11月6日
2020.2Q決算のポイント
- 2020年度第2四半期決算は、減収・増益。新型コロナウイルス影響等により、対前年▲1,782億円(▲3.0%)の減収となったが、ドコモのスマートライフ事業の増益や、海外収支の改善等により、営業利益は第1四半期時点の対前年▲76億円(▲1.5%)の減益から、+258億円(+2.6%)の増益に転換。
- 株主還元の充実を図るため、自己株式の取得2,500億円(上限)を新たに決議。
第2四半期の新型コロナウイルス影響と今後の見通しについて教えてほしい。
第2四半期の海外営業利益率は2.9%となっているが、中期財務目標7%の達成に向けてどのように取り組んでいくのか教えてほしい。
NTTデータは、昨年度から実施している欧州に加え、北米でも構造改革を実施し、デジタル案件の対応力を強化していく。アフターコロナを展望し、全世界で増加しているデジタル案件を獲得していくことで利益拡大に取り組む。
ドコモの完全子会社化に伴い有利子負債が大きく増えるが、来年度以降も増配と自己株式取得を継続していくのか。
ドコモの完全子会社化に伴い一時的に有利子負債水準は高まるが、リース事業分社化や債権流動化により負債を圧縮する。フリーキャッシュフローの使途としては、従前どおり、株主還元の充実や更なる成長に向けた出資等を継続しながら、目標水準である有利子負債6兆円程度(EBITDAの約2倍となる水準)まで負債(0.9兆円)を数年程度で返済していく考え。