特集


未来への羅針盤としてのコミュニケーション科学
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我々は2030年を想定し、未来に向けての羅針盤となるべき基礎研究とは何かについて考えていかなければならない。本特集では、NTTコミュニケーション科学基礎研究所がこれまで培ってきた技術と知見を利用した、最新の研究成果を紹介する。


情報科学技術を抱きしめて
—世界の解読、探索とデザイン

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◆執筆者 前田 英作
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 所長

機械(コンピュータあるいは人工知能)を人間と対峙させて語る時代は終わりつつあります。これからは、情報科学技術を我が身の内に抱きつつ、人間自身も含めた世界全体を読み解き、探り、デザインする力が必要になります。21世紀の15年間で経験した情報環境の激しい変貌を念頭におきながら、さらなる15年後、2030年を想定し、未来に向けての羅針盤となるべき基礎研究とは何かについて考えていかなければなりません。


音声のイントネーションとアクセントを
分析、合成、変換

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◆執筆者 亀岡 弘和
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

本稿では、人が話す際の“自然な感じ”を保ったまま声の高低(基本周波数パターン)を調整し、さまざまな話し方の音声に変換することができる音声処理技術を紹介します。この技術により、非母語話者の音声を母語話者のような音声に変えたり、普通の音声をアナウンサーのようにメリハリのある音声に変えることが可能になります。また、入力したテキストをコンピュータに読ませるテキスト音声合成技術にも応用することができます。


身体反応に現れる「聞こえ」とそのメカニズム
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◆執筆者 古川 茂人+1/山岸 慎平+2Hsin-I LIAO+1/米家  惇+1/大塚  翔+1/柏野 牧夫+1,2
◆所属 +1 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
+2 東京工業大学(NTT連携講座)

聴覚にかかわる脳の働きは、身体のさまざまな反応として外に現れてきます。NTTコミュニケーション科学基礎研究所の近年の研究により、脳波だけでなく、瞳孔、耳から放射される音、指のリズミックな運動など、一見聴覚とは無関係に見える身体反応が、聴覚の仕組みや、音の主観的な聞こえ方についての情報を与えてくれることが分かりました。これらの成果は、個人個人に適応した心地良い音の設計、新たな聴覚診断・補償技術の開発に結び付く可能性があります。


ディープラーニングを用いた
実環境における遠隔発話音声処理

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◆執筆者 荒木 章子/藤本 雅清/吉岡 拓也/Delcroix MarcEspi Miquel/中谷 智広
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

近年、音声認識を入力に用いるインタフェースが浸透してきていますが、周囲が騒がしかったり話者とマイクが離れていたりすると、その認識性能は 劣化してしまいます。このような場合にも適切に動作する音声認識を実現するためには、さまざまな音声処理要素技術の高精度化が求められます。本稿では、近年注目されているディープラーニングを活用した、音声認識技術およびその前処理である音声強調技術の高度化の取り組みを紹介します。


なぞり動作を用いた新しい文章表示方式
“Yu bi Yomu”

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◆執筆者 丸谷 和史/渡邊 淳司
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
※ 現、NTT先端技術総合研究所

NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、ユーザのなぞり動作に合わせて、文字が時間変化する文章表示方式“Yu bi Yomu” の研究を進めています。これまでのデジタル文章表示の研究では紙の使用感にいかに近づけるかというところに議論の中心がありました。しかし、デジタル文章表示は、その特徴を活用した表示方式を使うことで、単なる紙媒体の模倣を超えて、文章を読むという行為自体に大きな変化をもたらす可能性があります。本稿ではこの“Yu bi Yomu”方式の概要とその利用によって生じるメリットについて紹介します。


幼児における育児語と成人語の学習しやすさの違いを探る
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◆執筆者 小林 哲生/奥村 優子/服部 正嗣
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

「わんわん」「ぶっぶー」などの擬音語をラベルとして用いる育児語。これは日本語の特徴的な傾向で、養育者の多くが使用しています。本稿では、この育児語を幼児がどのように学習するのかを、大規模データ解析や実験心理学的手法を通じて検討した最新の研究成果について紹介します。


ご予算に合う最高の詰合せをすぐにつくれます
—二分決定グラフを用いた組合せ最適化

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◆執筆者 西野 正彬+1/安田 宜仁+2/平尾  努+1/湊  真一+2/永田 昌明+1
◆所属 +1 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
+2 北海道大学大学院情報科学研究科

組合せ最適化技術は、さまざまな現実の問題を解くために広く用いられています。組合せ最適化技術によって現実の課題を解決するためには、例えば動的計画法などの効率的な解法が知られている最適化問題として課題を定式化する必要がありました。本稿では、二分決定グラフと呼ばれるデータ構造を活用することによって、効率的な解法が知られているいくつかの組合せ最適化問題に要素間の離散的な制約を追加した場合でも効率的に解を求められる方法を紹介します。


特集


魅力的なサービスを生み出すサービス
デザインとデザイン思考の潮流
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NTTサービスエボリューション研究所では、NTTグループ各社と連携しながら、NTTグループにおける魅力的なサービスの創出、既存サービスの改善に向けたサービスデザイン、およびデザイン思考のためのさまざまな取り組みを行っている。本特集では、研究所における最新の研究成果に加え、NTTグループにおけるサービスデザインの最新の取り組みを紹介する。


魅力的なサービスを生み出すサービスデザインと デザイン思考の潮流
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◆執筆者 大野 健彦/加藤 泰久/浅野 陽子
◆所属 NTTサービスエボリューション研究所

魅力的なサービスを生み出すための方法論として、サービスデザインやデザイン思考という言葉が注目を浴びており、NTTグループも多様な観点から取り組んでいます。本稿ではそれらの取り組みの紹介に先立ち、そもそもデザインとは何かを論じ、デザインの潮流におけるサービスデザインとデザイン思考の位置付けを示すとともに、特にNTTサービスエボリューション研究所が着目している、人間中心デザイン、ユーザエクスペリエンスデザイン、参加型デザインという3つのキーワードを紹介します。


ストーリーボードを用いた反復型サービスコンセプト具体化ツール「Concept Tailor
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◆執筆者 草野 孔希/大野 健彦
◆所属 NTTサービスエボリューション研究所

ユーザにとって魅力的なサービスを実現するには、初期の段階からサービスについてユーザから評価を得ながら、繰り返しデザインを洗練することが重要です。NTTサービスエボリューション研究所では、サービスコンセプトの仮説を4段階に分けて立てるという規則を導入し、デザインの繰り返しを支援する「Concept Tailor」を開発しました。本稿では本ツールのサービスコンセプトの具体化プロセスを紹介します。


サービスデザインのための評価方法
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◆執筆者 陳  欣蕾
◆所属 NTTアドバンステクノロジ

サービスデザインは一本道ではなく、創出と改善を繰り返しながら前進することが必要です。各段階の成果物(コンセプトプラン、モックアップ、プロトタイプなど)に対し、目的に合わせた評価手法を用いることで、間違った方向に向かうことを防ぐことができます。本稿では、サービスデザインにおける評価の考え方、および手法を紹介します。


魅力的なサービス創造のための方法論
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◆執筆者 中谷 桃子/天野 健太/福岡  曜/濱口 菜々/齋藤 千夏
◆所属 NTTアイティ

NTTアイティでは、人が魅力を感じるサービス創造のためのコンサルティングサービスを展開しています。本稿では、こころを動かすICTデイン部が実践するサービスデザインのための方法論の一端を紹介します。 インタビューやその結果の解釈、アイデア発想やその評価において、考慮すべき点について言及します。


UXデザイナー育成に向けた取り組み
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◆執筆者 金  智之/土屋  華/山田 和徳/嵯峨田 良江/木山 順弘/吉見 一男
◆所属 NTTコミュニケーションズ

NTTコミュニケーションズでUX(User Experience)デザイナーを育成するための第1歩として、社内でUXデザインにかかわる業務を実施する際に必要とされるスキルセットとマインドセット、デザインプロセスを整理した「CHEFモデル」、および社内におけるUXデザイナーのレベル分けの 検討を行いました。本稿ではこれら取り組みの成果と、今後の展開予定について紹介します。


NTTデータの新規サービス創発の取り組み
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◆執筆者 角谷 恭一
◆所属 NTTデータ

NTTデータは、RFP(Request For Proposal)に基づいたシステム開発にとどまらず、お客さま企業やパートナ企業とともに、革新的な新規サービスを短期間で創り出し事業化することを目指しています。しかし、これまでのシステム開発プロジェクトとは考え方や進め方が大きく異なるため、社内の複数の部署がさまざまな取り組みを進めています。本稿では、それらの取り組みの概要を紹介します。


主役登場
デザインの力でNTTを変える
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◆執筆者 金  智之
◆所属 NTTコミュニケーションズ
技術開発部 UXデザイン-ストラテジックユニット技術リーダー

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