1.連結経営成績に関する分析

(1)連結業績
(1)連結業績

 当第2四半期連結会計期間(平成20年7月1日〜平成20年9月30日)において、NTTグループは、サービス創造グループを目指して、ブロードバンド・ユビキタスサービスの拡大に努めました。
 固定通信市場では、光アクセスサービスの拡大や既存固定電話から光IP電話への移行が進むなか、「フレッツ光」、「ひかり電話」などの拡販に努めました。また、首都圏主要都市において「フレッツ 光ネクスト」のサービス提供エリアを拡大するとともに、企業向けのVPNサービス「フレッツ・VPN ワイド」の提供を開始するなどサービスの拡充に努めた結果、「フレッツ光」契約数は1,010万契約となりました。
 移動通信市場では、料金競争やMVNO*1の新規参入など事業者間の競争が激化するなか、コンテンツ・アプリケーションを快適かつ安心してご利用いただけるように、2段階のパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」などの提供を決定いたしました。「706i」シリーズなど新端末の販売や、昨年導入した新たな割引サービス・新販売モデルなど市場環境の変化に対応した新たなビジネスモデルの定着に取り組んだ結果、携帯電話契約数は5,394万契約となり、そのうち「FOMA」サービスの契約比率は86.1%となりました。また、7月1日に地域ドコモ8社を株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモに吸収合併し事業の効率化を進めました。
 法人のお客様向けには、業種・業態にあわせた付加価値の高いソリューションの提供に努めるとともに、お客様のグローバルな事業活動に対応するサポート力の強化を図りました。また、セキュアで高信頼の次世代ネットワーク(NGN)等を活用してSaaS*2ビジネスを支援する「SaaS over NGN」構想のもと、SaaS事業者向けのサービス基盤を開発していくことを公表いたしました。
 以上の結果、当第2四半期連結会計期間のNTTグループの営業収益は、2兆5,710億円、営業費用は2兆1,980億円となりました。また、営業利益は3,730億円、税引前四半期純利益は3,833億円となりました。四半期純利益は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモによる地域ドコモ8社の吸収合併に伴う法人税等の減少(繰延税金負債の減少)などにより、2,308億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間(平成20年4月1日〜平成20年9月30日)のNTTグループの営業収益は5兆1,646億円、営業費用は4兆4,195億円となりました。この結果、営業利益は7,451億円、また、税引前四半期純利益は7,712億円、四半期純利益は4,064億円となりました。
(*1) Mobile Virtual Network Operatorの略。無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者。
(*2) Software as a Service。ソフトウェアをネットワーク経由で提供するサービス。

 なお、各セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。 (7)株式の追加取得による持分法の遡及適用


(2)セグメント業績
 各事業の種類別セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。

<1>地域通信事業セグメント
<1>地域通信事業セグメント

 当第2四半期連結会計期間の営業収益は、「フレッツ光」契約数の拡大によりIP系収入が増加したものの、固定電話や専用線から安価なIP系サービスへの移行による減収などにより、1兆132億円となりました。一方、当第2四半期連結会計期間の営業費用は、減価償却費の減少などにより9,837億円となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間の営業利益は、295億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間の営業収益については2兆84億円、営業費用については1兆9,677億円となりました。この結果、営業利益は、407億円となりました。

契約数
契約数
(注) 1. 「フレッツ光」は、NTT東日本のBフレッツ及びフレッツ 光ネクスト(平成20年3月提供開始)、NTT西日本のBフレッツ、フレッツ・光プレミアム、フレッツ・光マイタウン及びフレッツ 光ネクスト(平成20年3月提供開始)を含めて記載しております。
2. ひかり電話は、チャネル数(単位:千)を記載しております。

<2>長距離・国際通信事業セグメント
<2>長距離・国際通信事業セグメント

 当第2四半期連結会計期間の営業収益は、OCNやVPN関連サービスなどのIP系収入、法人のお客様向けのソリューション収入が増加したものの、従来型の固定音声関連収入の減少などにより、3,250億円となりました。一方、当第2四半期連結会計期間の営業費用は、固定音声関連収入の減少に伴う通信設備使用料の減少などにより、2,974億円となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間の営業利益は、275億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間の営業収益については6,364億円、営業費用については5,810億円となりました。この結果、営業利益は、554億円となりました。

<3>移動通信事業セグメント
<3>移動通信事業セグメント

 当第2四半期連結会計期間の営業収益は、新販売モデルの導入に伴い端末機器販売収入が増加したものの、昨年導入した新たな割引サービスの拡大などによる移動音声関連収入の減少により、1兆975億円となりました。一方、当第2四半期連結会計期間の営業費用は、端末販売台数の減少に伴う収益連動経費の減少などにより、8,185億円となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間の営業利益は、2,791億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間の営業収益については2兆2,678億円、営業費用については1兆6,936億円となりました。この結果、営業利益は、5,742億円となりました。

契約数
契約数
(注) 1. 携帯電話サービス契約数及び「FOMA」サービス契約数には、通信モジュールサービス契約数を含めて記載しております。
2. 平成20年3月3日より、「2in1」を利用する際にはその前提として原則「FOMA」契約を締結することが条件となっており、携帯電話サービス契約数及び「FOMA」サービス契約数には、その場合の当該「FOMA」契約を含んでおります。
3. 「iモード」サービス契約数は、「FOMA」サービス分、「mova」サービス分の合計を記載しております。

<4>データ通信事業セグメント
<4>データ通信事業セグメント

 当第2四半期連結会計期間の営業収益は、連結子会社の拡大やアウトソーシングサービスの拡大などによる増収により、2,655億円となりました。一方、当第2四半期連結会計期間の営業費用は、収益連動経費の増加などにより、2,423億円となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間の営業利益は、232億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間の営業収益については5,073億円、営業費用については4,624億円となりました。この結果、営業利益は、449億円となりました。

<5>その他の事業セグメント
<5>その他の事業セグメント

 その他の事業においては、不動産事業、金融事業、建築・電力事業、システム開発事業、先端技術開発事業などそれぞれの事業を積極的に推進した結果、当第2四半期連結会計期間の営業収益は2,916億円、営業利益は92億円となりました。
 なお、当第2四半期連結累計期間の営業収益については5,592億円、営業利益は234億円となりました。


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