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NTT持株会社ニュースリリース

(報道発表資料)

2019年11月13日

国立大学法人京都大学
日本電信電話株式会社

テクノロジーの進化と人が調和する、新たな世界観の構築に向けて
〜IOWN時代を支える生きがい・倫理・社会制度について、京大とNTTとの共創を開始〜

 国立大学法人京都大学(総長:山極 壽一/以下、京都大学)と日本電信電話株式会社(代表取締役社長:澤田純/以下、NTT)は、未来のコミュニケーション基盤であるIOWN構想(※1)が実現する世界に向けて、京都大学の出口康夫文学研究科教授を中心としたグループとNTT R&Dとの協働により、テクノロジーの進化と人が調和する新たな世界観を構築するプロジェクトを発足します。
 本プロジェクトではまず、領域横断的な知としての哲学を新たに導入し、出口教授が提唱している東洋的自己観をもとに、リアルとバーチャルが融合する世界での新たな世界観の構築を目指します。今後、京都大学の人文科学の知とNTT R&Dのテクノロジーを活用し、IOWN構想が実現した世界における人の生きがいや倫理、社会制度を検討する取り組みを推進してまいります。

1.背景および目的

 次世代のコミュニケーションは、遠隔診療、防災、教育、自動運転、金融、エンタテインメント、スポーツ、製造など、さまざまな分野にわたって社会や生活を変えていく可能性を秘めています。コミュニケーション基盤技術の進化により、今後、現実世界におけるモノやヒトのやり取りをサイバー空間上で自由自在に再現、試行させることも可能になることが予想されます。一方、コミュニケーション環境の急激な変化は、個人と他者との関係性、リアルとバーチャルの境界などさまざまな面での社会的変化を伴い、新しいテクノロジーに人々がストレスや不安を感じていることも否定できません。
 そこで本プロジェクトでは、人の活動がサイバー空間上に大きく展開する未来社会に向けて、テクノロジーの進化と人が調和する新たな世界観を構築し、これをもとにした人の生きがいや倫理、社会制度の枠組みを提案することを通じて、人々が安心して新たなテクノロジーを活用できる豊かな未来を目指してゆきます。

2.今後の取り組み

 本プロジェクトでは、出口教授が提唱している東洋的自己観を新たに導入し、リアルとバーチャルの双方で活動する個人や他者との関係性、現実世界と仮想世界の断絶といった課題に対して、新たな世界観に基づく課題解決への考え方を提案することを目指します。その際、リアルとバーチャルを並行的で断絶したパラレルワールドと捉えるのではなく、リアルとバーチャル(デジタルツイン)に存在する自己や他者は、ともに場や物語から促されて共同行為をする存在と捉える、包摂的なパラレルワールド観を導入します。
 さらには、生命倫理や情報社会論といった京都大学の人文知とNTT R&Dの協働を通して、IOWN構想が実現した世界における人の生きがいや倫理、社会制度などを検討する取り組みを推進してまいります。
 本プロジェクトをもとに今後、人文科学の知とNTT R&Dのテクノロジーを活用した取り組みをさらに進めるとともに、その成果をIOWN構想の社会実装に反映していくことにより、テクノロジーの進化と人が調和する豊かな未来の構築に向けて貢献していきたいと考えています。

  • ※1IOWN(アイオン:Innovative Optical & Wireless Network)は、スマートな世界を実現する、最先端の光関連技術および情報処理技術を活用した未来のコミュニケーション基盤です。

本件に関するお問い合わせ先

京都大学

今回の研究内容について

文学研究科/教授
出口 康夫
電話:075-753-2810(文学研究科総務)
メールアドレス:kyoto.phil@gmail.com

全体の連携・契約について

産官学連携本部
電話:075-753-5537(直通)

日本電信電話株式会社

研究企画部門 R&Dビジョン担当
メールアドレス:iown-pr@hco.ntt.co.jp

ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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