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NTT持株会社ニュースリリース

(報道発表資料)

2020年4月27日

日本電信電話株式会社
Tanium, Inc.

NTTとTanium スマートワールドを安心安全に支えるセキュリティソリューション展開に関する戦略的提携に向け合意

 日本電信電話株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田 純、以下、NTT)とTanium, Inc.(本社:カリフォルニア州エメリービル、Co-CEO: Orion Hindawi、以下、Tanium)は本日、スマートワールドを実現するために必要不可欠なIT/IoT/OT(※1)が混在する環境におけるセキュアで信頼性の高いソリューションの提供を目的とした戦略的提携に向け合意しました。
 今後、この提携により、両社は、スマートワールド(スマートシティ、スマートビル、スマートエネルギー、スマートヘルスケア等)において、面的に広がるあらゆるデバイス・設備を敏速に可視化し、セキュリティを確保した適切な管理を行うソリューションを広くグローバルに共同展開して参ります。

1.本提携の背景と目的

 クラウドサービスやIoT、ビッグデータ、AI等の急速な進展により、デジタルトランスフォーメンションによるスマートワールドの展開が世界的に進みつつあります。スマートワールドにおいては、あらゆるデバイスや設備が混在し、データの利活用が進むことで、物理空間とサイバー空間が融合しますが、日々巧妙化するサイバー攻撃の影響はサイバー空間に留まらず、リアル社会における経済活動や人命にも大きな影響を与えるリスクがあります。
 例えば、スマートシティ等で活用するWebカメラ等のIoTデバイスに対するセキュリティ攻撃関連通信は、日本においてサイバー攻撃関連通信全体の約半数を占めており(※2)、万が一IoTデバイスが取り扱うデータの改ざんやなりすましが発生した場合、街全体の機能不全に繋がりかねません。
 また、スマートエネルギーやスマートヘルスケア等で利用するエネルギー設備や医療設備は、従来、閉じたネットワークにて運用しているケースが多いところですが、スマート化によりこれらの設備が相互接続することで新たな付加価値を提供できる一方で、セキュリティ上のリスクは高まり、サイバー攻撃を受け、誤動作を起こした場合、エネルギーの安定的な供給や人命に大きな影響を与える可能性があります。

 これらの社会課題を解決するために、ネットワークの通信分析をIoT/OT分野に適応したセキュリティ検知技術や最新のセキュリティ脅威情報を用いた高度なセキュリティオペレーション力を持つNTTと、Fortune 100の半数を含む大企業や日本でも大手銀行などへの導入実績のある数百万台におよぶ大規模なIT環境での高度な端末管理技術を持つTaniumは協業し、巧妙化するサイバー攻撃に対して適切なセキュリティ確保の実現をめざして参ります。

2.提携の概要

(1)最新の脅威情報による効果的かつ効率的なITセキュリティ管理の提供

 日々世界中で猛威を振るう新たな脅威に対抗するために、企業は最新の脅威情報を世界中から収集し、瞬時に自社環境への影響を把握する必要があります。
 この度、Taniumが持つ数百万台クラスのIT資産の状態を素早く可視化し、瞬時にソフトウェアや最新のパッチを配布・適用可能な技術とNTTが持つグローバル規模で収集した最新の脅威情報や高度なセキュリティ分析力を連携し、NTTは次世代型のマネージドセキュリティサービスを2020年度下期より提供開始し、段階的にグローバルに展開する予定です。

(2)スマートシティ分野等におけるIoT/OT向けセキュリティソリューションの展開

 スマートシティやスマートビル等のセキュリティを確保するため、NTTが開発したIoT/OT環境向けのセキュリティ異常検知技術を搭載したセキュリティGWとTaniumの端末管理技術が連携する仕組みを実現いたします。この仕組みを活用し、両社はスマートシティやスマートビル環境の管理者が敏速にIoT/OTデバイスの状態を把握し、当該デバイスにて発生する不正通信に対して異常検知や遮断等を実現するソリューションをグローバルに展開して参ります。なお、NTTにおいては、2020年度下期より提供開始予定です。

 さらに、両社は、NTTが戦略的に推進しているスマートエネルギー事業やスマートヘルスケア事業と連携し、災害時の停電対応といった耐災性(レジリエンス)向上やAIを活用した効果的な医療支援の提供などを安心安全に実現するために、新たなセキュリティソリューションを共創して参ります。

スマートシティでの展開例
スマートシティでの展開例
NTT 代表取締役社長 澤田純のコメント:

 「NTTは、スマートワールドの実現に向けて、世界の企業におけるデジタルトランスフォーメーションの推進を支援しています。今回の戦略的提携により、Taniumが持つ最先端のデバイス管理技術とNTTグループが持つ高度なセキュリティ技術や運用力を組み合わせることで、スマートワールドの取り組みを加速できると考えています。今後、両社はさらに連携してあらゆる分野における社会課題に対して、ICTを活用したスマートで安心・安全な社会の実現へ貢献してまいります。」

Tanium Co-CEO Orion Hindawiのコメント:

 「企業は複雑化する様々なIT資産の完全な全容を捉えようと苦慮しており、その結果、脆弱性やリスクが増大しています。私たちは今回のNTTとの提携により、IT/IoT/OTにおけるエンドポイントの可視化とコントロールにおいて、企業がリスクの高い脅威や重大なギャップをより適切に特定し、対処できるように支援できることを嬉しく思います。このスマートワールドに関する今後のパートナーシップは、Taniumのプラットフォームによって顧客が資産をより適切に管理し、サイバー・ハイジーン(衛生管理)(※3)を高め、そしてビジネスの成果を改善することになるでしょう。」

  • ※1OTとは「Operational Technologies」の略であり、電力等のライフラインに関わる社会インフラを提供するシステムを最適に動かすための「制御・運用技術・設備」です。
  • ※2日本における国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のNICTER観察レポート2019による。
    https://www.nict.go.jp/press/2020/02/10-1.html 
    攻撃対象の調査を目的としたスキャン通信を除いた割合として計算しております。
    なお、本レポートにおけるサイバー攻撃関連通信は、あくまでNICTERで観測しているダークネットの範囲に届いた通信であり、これは日本全体や政府機関への攻撃件数ではありません。
  • ※3サイバー・ハイジーン(衛生管理)とは、平時におけるセキュリティ管理手法であり、組織の管理対象となる全てのIT資産情報を把握し、連続的に脆弱性の可視化と是正を実施することにより、リスク発生を未然に抑制する管理手法です。
Tanium, Inc.について
 Taniumは、エンタープライズ規模の組織においてエンドポイントをセキュアに管理するための可視性とコントロールを、単一のプラットフォームで提供します。
 Tanium Platformは、今日のビジネスを支えるテクノロジーが重大な危機に適応し得るプラットフォームによるサイバー・ハイジーンを実現します。 米国では、フォーチュン100の過半数、上位15行のうち12行、大手小売店の上位10社のうち6社、米国軍の5つの軍種のうち4つ、これらを含む大規模かつ先進的な企業や組織が、セキュリティの可視化と管理、サイバー・ハイジーンの実現のためにTaniumを全面導入しています。Tanium は、米国フォーブス誌「2019年のクラウドコンピューティング トップ100」で7位に、フォーチュン誌「働きがいのある中規模企業ベスト100」で10位にランクされました。
 Taniumの詳細は www.tanium.jp  をご覧ください。

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

日本電信電話株式会社

広報室
ntt-cnr-ml@hco.ntt.co.jp

タニウム合同会社

マーケティング本部
jpmarketing@tanium.com

ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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