標準化活動 – ITU-Tの概要とSG12の活動 –

1.ITU-Tの概要

1.1.組織構成

ITU-TのSG構成は、4年に1回開催される世界電気通信標準化会議(WTSA: World Telecommunication Standardization Assembly)において決定されます。現在(2009-2012年会期)のSG構成は、2008年にヨハネスブルクで開催されたWTSA2008において決定されました。今会期のSG構成を図1.1に示します。前会期のSG番号を継承しつつ、SGの統廃合が繰り返されているため、SG番号には欠番が存在しています。

電気通信標準化アドバイザリーグループ(TSAG: Telecommunication Standardization Advisory Group)は、ITU-T全体のSG間の調整や作業方法等の審議を行う組織です。各SGには、通常、研究テーマのカテゴリーに基づいて分けられた作業部会(WP: Working Party)が複数存在し、最小研究単位である課題(Question)群から構成されています。ITU-Tにおける通信品質関連の標準化はQoE/QoS全般を総括するSG12を中心に行われています。

この他、SGの枠を超えた活動として、FG(Focus Group)やJCA(Joint Co-ordination Activity)、 GSI(Global Standardization Initiative)などがあります。FGは、ITU-Tメンバ以外の専門家の意見を広く取り入れることを目的に設置される時限検討委員会、JCAは複数のSGや外部組織に跨る研究課題の調整を図る委員会、GSIは複数のSGの活動に共通する特定テーマについて協調して審議する場として活動が進められています。

(図1.1)ITU-TのSG体制

図1.1 ITU-TのSG体制

図をクリックすると、拡大図が別ウィンドウで開きます。