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映像品質評価法

1.映像品質の主観評価法

1.3.主観評価法の国際標準化

映像通信サービスのQoEを評価する最も基本的な手法が「主観品質評価法」です。主観品質評価法は、人間が映像の刺激を受けて、個々人の主観的判断に基づいて品質評価を行う視覚心理実験であり、評価映像の提示方法や適切な評価尺度の選択、観視環境の調整などの実験計画立案・実施において、専門知識や評価設備が必要となります。

このため、国際標準化機関であるITU(International Telecommunication Union)では、再現性のある品質評価結果を得ることを目的として、観視環境や観視条件を規定し、映像の主観品質評価に係わる方法論を勧告化しています。映像品質評価法に関する主要なITU-T/R勧告の一覧を表1.3.1に示します。ITU-R(Radiocommunications Sector)勧告BTシリーズにおいてTV映像の主観品質評価法が整備され、これを通信用途(ケーブルTV用/マルチメディア用)にも適用したITU-T(Telecommunication Standardization Sector)勧告J/Pシリーズが存在します。

表1.3.1 映像品質の主観評価に係わる主要なITU勧告
勧告番号 タイトル
BT.500 TV映像品質の主観評価法
P.910 マルチメディアアプリケーション映像の主観品質評価法
J.140 デジタルケーブルTV映像の主観品質評価法
BT.710 HDTV映像の主観品質評価法
BT.1129 SDTV映像の主観品質評価法
BT.802/BT.1210 主観評価で用いる標準映像