映像品質評価法

1.映像品質の主観評価法

1.4.主観評価の実験条件

(1) 評価環境

映像品質を評価する際の周辺環境(観視条件)は、ITU-R BT.710やBT.1129等で規定されています。主な条件を表1.4.1に示します。このため、評価実験ではこれらの環境を実現できる専用の部屋(品質評価ブース)が必要になります。評価の邪魔にならないよう、外部騒音を遮断できること(騒音30dBA以下)も重要です。図1.4.1は、HDTV映像の品質評価実験の風景です。

表1.4.1 観視条件(ITU-R BT.710からの抜粋)
項目
視距離(距離/画面高) 3
モニタのピーク輝度 150〜250 cd/m2
ビームカットオフ状態での管面輝度のピーク輝度に対する比 ≦0.02
完全暗室内での黒レベルの輝度の白ピークの輝度に対する比 約0.01
モニタ背景輝度の画像のピーク輝度に対する比 約0.15
その他の場所の室内照明 低いこと
背景の色度 D65
上記仕様を満たす背景の立体角 53度(高)×83度(幅)
評価者の配置 画面中心から±30度以内
モニタサイズ 30インチ以上

図1.4.1 映像品質評価実験風景

図1.4.1 映像品質評価実験風景