映像品質評価法

2.映像品質の客観評価法

2.4.客観評価法の国際標準化動向

(1) 標準化組織

映像メディア品質を含むマルチメディア品質の客観評価法の国際標準化は、ITU-T (International Telecommunication Union - Telecommunication standardization sector) 及びITU-R (同-Radiocommunication sector) において行われています。ITU-TとITU-R内部における標準化組織の関係を図2.4.1に示します。

ITU-T SG12 (Study Group 12)は通信サービスの品質全般を研究している組織であり、ITU-T における「QoSと性能」に関するリードSGとして各SG間の調整も行っています。またITU-T SG9は、ケーブルテレビジョンネットワークに関する研究をしている組織であり、そのミッションにはケーブルテレビジョンサービスの品質評価法に関する勧告の標準化が含まれています。更に、放送サービスに関してはITU-R SG6 が主管しており、特に品質に関してはWP 6Qと呼ばれるWorking Partyを中心に検討されています。マルチメディア品質の客観評価法を確立するためには、ITU-T SG9が検討している映像品質客観評価法とSG12 が検討している音声品質客観評価法の双方を統合する必要があること、また通信と放送の融合を視野に両分野の専門家が共同で品質評価技術の標準化に取り組む必要があることから、ITU-T内にJRG-MMQA (Joint Rapporteurs' Group on Multimedia Quality Assessment) が、ITU-T/R 横断的にVQEG (Video Quality Experts Group: http://www.its.bldrdoc.gov/vqeg/) が設立され、各組織の緊密な連携の下、国際標準化が進められています。

図2.4.1国際標準化組織の関係

図2.4.1 国際標準化組織の関係

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